藤原効果?

ノダっち

09年10月6日(火) 14:34


台風18号は、きょう正午現在、
沖縄の南東海上を北上しています。

でも、いつもの台風が接近している時に吹く
あの特有な生暖かい風ではないですよねぇ・・・

秋雨前線の北側なので、
きょうもヒンヤリとした空気に包まれています。
昨日ほどではありませんが、
きょうも20度を少し超えたくらいの気温で経過中です。


台風18号中心気圧は930hPaと、
きのうの910hPaから比べると少し衰えました。
これは、衛星画像をみてもわかります。
きょう午前1時には台風の渦巻きがキレイな円を描いていましたが、
午後1時には少しいびつな円になっていて、
目の形も崩れてきました。

とはいっても、930hPaは十分強力な台風です。
あすの夜以降に九州の南東を通過した後、
あさってには本州に接近、上陸という予想になってきています。
県内も強風域に入る可能性が高くなっていて、
今後の新しい進路に注意が必要です。
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今後のMRTテレビ、ラジオのニュースなどで確認して下さい!

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ぜひご覧下さい!



ここでは、台風17号の動きに注目してみます。
台風17号は、きょうの午前中に
ほんのわずかですが、南東(右下)に動きました。

これは藤原効果と呼ばれる現象が起きたのではないか、
と野田はにらんでいます。
藤原効果とは、
2つ以上の台風が近づいた(一般的に1000km以内に接近)時に
互いに反時計回りに動く
、という現象です。

これは台風の回りを半時計回りに吹いている風に
お互いの台風が影響を受けるためではないか、と考えられています。
しかも、一般的に
規模の小さな台風の方が影響を受けやすいようです。

今回は、停滞していた台風17号に東から台風18号が近づいて
藤原効果が起きたのでは無いかと推測しています。
台風18号の方は、
太平洋高気圧の縁を流れる大きな流れに乗っていますので
藤原効果がはっきりと現れていないようです。
一方、17号は風の弱い場所にいますので、
小さいながら藤原効果によって南東に動いたのでしょう。

ただし、コレは私の個人的な見解で、
ただ単に迷走の過程でたまかま南東に進んだだけかもしれません。

そのような現象があるという例えで今回はご紹介しました。

この後、台風17号はゆっくりと西に進む見込みです。












091006_3.jpg

午前1時の衛星画像(気象庁HPより)
 18号の渦巻きはキレイな
円形を保っています。


091006_4.jpg

午後1時の衛星画像
 18号の形は少し崩れて、
 台風の北にある
前線と雲が繋がってきました。
 このためこれ以上西にはよらず、
 九州の南で北東に向きを変えそうです。
 一方、台風17号の渦巻きの中心は、
 午前1時と比べて
少し南東に移動しています。

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