ノダっち
今月も少雨
09年6月30日(火) 22:02
天気の話なノダ
今月の前半に比べると
だいぶ梅雨らしい雰囲気のここ最近です。
けさは、高千穂で激しい雨も観測しています。
ただ、
梅雨前線が九州南部を飛び越えて九州北部に行っているため、
きょうも平野部は所々で青空が広がりました。
結局、今月も少雨のまま終わりそうです。
きょう午後3時までの主な所の降水量をざっと計算した所、
平年の6月比べて、
高千穂で67%、延岡で45%、
上椎葉で45%、日向で57%、
神門で37%、西米良で59%、
高鍋で51%、加久藤で61%、
西都で40%、えびの高原で75%、
宮崎で60%、都城で44%、
油津で54%、串間で70%などとなっています。
(いずれも速報値)
おおむね平年の半分前後の所が多くなりました。
これで、宮崎市は
3ヶ月連続で平年の雨量を下回りそうです。
なお、みなさんお気づきだと思いますが、
MRTのホームページがリニューアルされました。
天気のページも大幅にバージョンアップしています。
せっかくなので、代表して
これまではなかった実況天気図をこちらにも貼付け。
九州の北にある梅雨前線、
あすには次第に南下してくる見込みです。
沖縄梅雨明け
09年6月29日(月) 21:44
天気の話なノダ
きのう、沖縄の梅雨明けが発表されました。
つまり、梅雨前線が
沖縄より北に位置することが多くなるということで、
これからは九州が梅雨の真っ盛りになる
ということを意味しています。
きょうは、梅雨前線が九州南部も飛び越えて、
九州の北まで行きました。
南の太平洋高気圧が強まっているのです。
梅雨の折り返し地点から
徐々に季節が夏に近づいている証拠でもあります。
梅雨前線の南にある夏の空気に包まれて湿度が高く、
さらに日差しが出た平野部は
かなりの蒸し暑さになりました。
この蒸し暑い空気は雨雲の素にもなっていて、
県内の所々で雨を降らせています。
こうして日差しが出たり、
山沿いを中心に雨の降る所があったりするのが、
対馬海峡付近に梅雨前線が停滞するときの
県内の天気のパターンです。
何時頃、どこで雨が降りますと、言いにくく、
また、平野部の天気を
2つのマークで表すのも大変困難な天気。
変わりやすく不安定な天気です。
あすもきょうと同じ様な天気が続きそうです。
山沿いを中心に
急な強い雨や落雷、突風にご注意ください。
青空と雲の境界線
09年6月26日(金) 16:42
天気の話なノダ
九州の南にある梅雨前線の活動が活発で、
前線の北側に大きく雲が広がったため
前線は南に離れているのに、県内にまで雲がかかりました。
ただ、薄い雲が中心で
この雲も東へ移動しています。
午後3時頃、西の空を見ると、
この雲の帯とその西側に広がる青空の境目が
くっきりと見えました。
この様子は、衛星画像でも
ちょうど宮崎県の平野部に雲がかかっていて、
山沿いは晴れの区域に入って来たのがわかります。
また、午後3時のアメダスの日照でも
曇と晴れの境目がキレイに出ていました。
何だかこれだけキレイな境目を見ると、
ラッキーって思うのって私だけ??(^o^;
こうして夕方にかけて広げて来た青空の勢力ですが、
あすはもうお休みとなりそうです。
あすは、梅雨前線が来たから南へ通過して行きそうなんです。
こうしてしばしば太平洋高気圧が強まって
梅雨前線を九州の北まで押し上げはじめています。
これは、春の空気よりも夏の空気が
だんだん勝ち始めているってことで、
いよいよ雨の季節も折り返し
を迎えようとしている雰囲気が伺えます。
ココからは強い雨も降りやすい時期が近づいてきますので、
より一層、防災の意識を高めておいて下さい。
エルニーニョの夏へ
09年6月25日(木) 17:40
天気の話なノダ
毎月、気象庁から
エルニーニョ監視速報というものが発表されています。
今月10日発表された速報には、
この夏にエルニーニョ現象が発表しそうだ、
ということが書かれていました。
エルニーニョ現象は、
太平洋の赤道付近の海水温のうち、
ペルー沖(右の図のオレンジに塗られた海域)の表面水温が
平年よりも高くなる状態が続くことで、
これにより世界各地の天候に影響が出るとされています。
何でか?みたいな話は、またいずれ・・・
さて、このエルニーニョ現象によって
今年の夏の天候にどんな影響が出るのか?
きょう発表される3ケ月予報に注目していました。
その3ケ月予報の資料によると、
エルニーニョ現象が発生しているときの
九州南部の7月から9月にかけては、
気温が平年より低くなる可能性が高く(続いて平年並み)、
降水量が平年並みか平年より多く、
日照時間は平年並みか平年より少なくなる、
という過去の統計的な傾向があるようです。
ただ、3ケ月予報自体には、
7月の気温が平年並になる確率が50%の他は
30%や40%だらけで、
強い傾向が示されていません。
一方、梅雨明けに付いて調べてみると、
エルニーニョ現象が夏に発生していた場合は、
およそ8割の確率で
平年より2日以上遅くなっていました。
7月22日には、
楽しみな日食がありますので、
それまでには何とか梅雨明けして欲しいものです。
梅雨明けに関しては3ヶ月予報の中に記述がないものの、
7月は気温が平年並の可能性が高くなっていますし、
この夏は平年同様に
太平洋高気圧が日本付近に張り出す予想ですので、
この資料通りに進めば、
梅雨明けも平年から大きく遅れることは無く、
平年通りの夏が訪れそうです。
なお、今後、エルニーニョ現象がどう影響してくるのかは
まだ不透明な部分が多いため、
予報の変化や天候の傾向などに注目しておきたいと思います。
まだ平年よりは少なめ
09年6月24日(水) 18:31
天気の話なノダ
昨夜の大雨と雷が嘘のように
朝から気持ちのいい青空が広がりました。
前線の北側にある乾いた空気が流れ込んで
昼間の湿度は50%前後まで下がりましたので、
洗濯物もカラッと仕上がったのではないでしょうか?
気になる雨不足の回復具合ですが、
昨日まで一ヶ月の降水量は、平年と比べて
北部が5割から6割前後、
今回の雨が多かった南部は、
7割から8割前後まで回復した所が多くなっています。
ただ、今月の降水量は、
平年と比べると4割から5割前後にとどまっている所が多くて、
今月の降水量が平年並になるには、来週の火曜日までに
今回と同じくらいの雨が
平年の55%の宮崎市で
およそもう一回降らないと行けません。
延岡や高千穂は、今月の降水量が
平年より220ミリ前後少なくなっています。
土曜日頃までは大きな崩れが無さそうなので、
日曜日からの3日間でまとまった雨にならないと、
平年並にはならないようです。
ただ、一度に200ミリ以上の雨になると、
災害も心配です・・・
(なお、一つの目安で平年と比べましたが、
農作物や生活などに影響が無ければ、
平年並にこだわる必要は全くありませんm(_ _)m)
では、また今月中にまとまった再び雨が降る可能性は?
あります。
月末は、梅雨前線の活動が活発になるかもしれないのです。
もう一つ、現在、フィリピン付近に台風4号。があります。
この台風4号が週末にかけて今後台湾付近に北上してきそうです。
九州への影響はまだよく分かりませんが、
台風でなくなっても、
低気圧として、あるいは暖かく湿った空気を運び込んで、
今回のように梅雨前線を刺激する可能性があるのです。
ただ、その時の前線の位置によって
県内での雨の降り方や雨の量も大きく変わってきますので、
週末以降の新しい情報に注目しておいて下さい。
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