初冠雪も観測

ノダっち

22年12月19日(月) 16:57

しっかり寒くなりました。

土曜日は、
南岸低気圧による冷たい雨で、
朝の冷え込みが弱かったものの、
昼にかけて気温が上がらず、
夕方から夜にかけて
寒気の南下とともに
さらに気温が下がっています。

五ヶ瀬町鞍岡では、
土曜日の夜に氷点下に下がって以降、
きのうは一日中氷点下で経過し、
真冬日となりました。

鞍岡の12月中の真冬日は
3年連続です。

一方、日曜日は午前を中心に
県内の九州山地沿いや霧島連山に
雪雲も流れ込みました。

気象台の委託観測では
高千穂では3センチの積雪を
記録したようです。

また、九州自動車道も
人吉~八代間で
一時的に通行止めも出たため、
移動の足に影響した方も
いらっしゃったことでしょう。

また、鰐塚山の
初冠雪も観測されています。
平年より37日も早い観測で、
昨シーズンは観測されなかったので
2年ぶりの初冠雪になりました。

また、
12月に初冠雪が観測されたのは、
2014年12月17日以来、
8年ぶりとなっています。

弱まりきらなかった雲が入ったり
強い風で飛んできた雪片で
宮崎市の気象台での
初雪もあるかな?
と思っていましたが、
そこまでの雪雲のパワーは
なかったようです。

宮崎地方気象台で観測する
冬の季節現象、残るは、
この初雪のみとなりました。


そのまま、今朝にかけては
放射冷却も効いて冷えてきて、
広い範囲で
今季一番の冷え込みになっています。

宮崎市は、
まだ冬日になりませんでした。

今夜も放射冷却が強そうですので、
あす朝に冬日まで下がる可能性も
少し残っていると思っています。

今季一番の冷え込みを
更新する所もありそうです。

あすの昼間は、
寒気が弱まる分、
きょうより気温が高めで、
平野部で日差しが暖かく
感じられる所もあるでしょう。

寒気が弱まると
天気は下り坂に向かって、
あさっては、午後を中心に
雨の降る時間がありそうです。

あさっての朝くらいまでは
晴れ間が残りそうな資料もあります。
このあたりは、
あすお伝えする予報で
またご確認ください。

晴れ間があっても、
忘れずに傘を、
という流れになるかもしれない、
ということを頭の片隅に置きつつ、です。

一方、夜には天気が回復に向かって
木曜日にはまた寒気が南下してきます。

土曜日にかけて寒気が強まり、
今回は、日本海に寒冷渦も南下するため
5500m付近の寒気も強めの予想です。

このため、下層1500m上空付近は
今回ほどの強さの寒気ではないものの、
再び、しっかりと
雪が降る可能性もあります。

また、場合によっては
九州山地を超えても弱まりきらない
雪雲も出るかもしれません。

今のところ、24日あたりは
九州山地沿いを中心に
ホワイトクリスマスが感じられる
可能性が高くなっている予想です。


前にも、書いたことがありますが、
宮崎市でも12月24日に
一度だけ、雪が降った記録があります。

1980年の
12月24日に、
午前4時過ぎから
午前6時過ぎまで
断続的に雪が観測されて、
午前7時前には
雨に変わったようです。

24日の明け方の雪を
ホワイトクリスマスと言っていいかどうか、
なかなか悩ましいなと思いますが、
天気的な定義はありませんので、
判断は皆様にお任せします^o^;

同じように、
今年の24日は、
山沿いに入る雪雲が強ければ、
弱まりきらないものが
平野部まで流れ込む可能性は
否定できません。

一方、五ヶ瀬や椎葉、えびの高原などでは
ホワイトクリスマスとなる可能性が
十分にあるきょうの資料です。

ただ、もし出かけるときには、
確実に、チェーンや冬用タイヤを準備して
慎重に運転してください。

一方、週末にかけて
九州北部への移動予定の方も、
念のため、今後の情報に注意が必要です。


25日からいったん寒気が弱まって
28日ごろに気圧の谷が通過した後、
再び寒気が南下する気配があります。

そのまま、寒い年末年始になりそうですが、
年末年始寒波が
西日本にどの程度入ってくるかは
まだ未知数です。

今後お伝えする予報に
ご注目ください。

221219_1
きのうの
宮崎市から見えた
初冠雪
221219_2
けさの新燃岳
(気象庁HPより)

新燃岳も
雪化粧をしていました
221219_3
土曜日からきょうの気温変化

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