標本木

ノダっち

09年3月17日(火) 11:58


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MRTから鰐塚山方向
霞で山の稜線はぼんやり

090317_2.jpg
気象台にある
ソメイヨシノの標本木
標識が付いています

090317_3.jpg
日陰で見えにくい写真ですが、
まだひょろっとして頼りない木です


きょうもポカポカでしたねぇ。
気温は、最高気温が22度前後まで上がって
4月から5月並みと、
桜の季節も通り越した陽気になりました。
さらに、うっすらと黄砂が舞っている影響もあって、
霞がかかって春らしい空になっています。

きのうのソメイヨシノの開花発表もあって、
春の雰囲気がますます盛り上がってくる時期ですよね。
ちなみに、よく誤解があるのですが、
気象台では、開花「宣言」はしていません
あくまでも、標本木の開花を発表しただけです。
標本木とは、気象台が統計を取るために
毎年観測している木のことで、
宮崎地方気象台が観測しているソメイヨシノの標本木は
県の総合文化公園にありますが、
管理上の問題があるためどの木が標本木になっているかは
一般に公表されていません。

気象台が和知川原にあった頃は
敷地内に標本木があって観測していたようですが、
今の場所に移転する際に、
同じ傾向の木を文化公園の中で選んだそうです。

そして、今の気象台の敷地内にも
ソメイヨシノの標本木があります。
ただ、こちらは
まだ幼くて育っていないため観測に向かず、
今のところ、将来の標本木候補という状態です。
この木の場所は建物の影響で
西日が当たらないのがいけないんじゃないかと、
勝手に想像してるんですが・・・・
どうなんでしょ??
ちなみに、この標本木候補は、まだつぼみでした。
もう少し開花までかかりそうです。

みなさんも、身近な木を標本にして、
毎年観測して記録を付けて見ると、
今後の気候変動との関連などを考える
きっかけになるかもしれませんよ。

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