ノダっち
高温傾向は夏まで続く!?
09年2月26日(木) 12:35
天気の話なノダ
きのうは、気象台から
3月から5月までの3ヶ月予報と
6月から8月までの天気傾向を予測する
暖候期予報が発表されました。
この中で一番注目すべきなのは、
5月までの3ヶ月間と
8月までの3ヶ月間の平均気温が、
いずれも平年より高くなる可能性が高い、
と予想されたことでしょう。
2月は、すでにここで再々書いています通り、
記録的な高温状態です。
この気温の高い傾向が
夏まで続きそうな予想になりました。
もちろん、このまま暖かい日ばかりが続いて、
春から夏になるのかと言うと、
そう言う訳ではなくて、
あくまでもこの期間の平均気温が高くなる
ということなので、
短い期間で花冷えになったり、
梅雨寒になったりする時期もある、
と考えていていいと思います。
3ヶ月予報の中にも、
4月は、一時的に気温が平年を下回る時期がありそう、
との記述もありました。
また、この平均気温が平年より高いといっても、
これはココの所続いている傾向でもあり、
今年に限った特別なことではありません。
3つ目の画像(グラフ)は、
真ん中に引かれた平年の平均気温に対して、
夏の平均気温の推移を示しています。
(細い線が各年の値で、太線は5年移動平均で、
5年移動平均は傾向を見るのに便利)
これをみると、1990年代後半以降は、
平年より高い年が圧倒的に多く、
高温傾向になっているのが一目瞭然です。
冷夏は農業にも経済にも様々なマイナス要因がありますので
歓迎されるものではありませんが、
この気温が高い状態が続くことも
温暖化というものを考えると、歓迎したくありませんね。
そんなこと言って、
人間ってわがまま、と自然は笑うでしょうか??^o^;
この他に天候面で注目される梅雨の降水量は、
暖候期予報で明確な傾向が出ていないようです。
一方、3月が平年よりくもりや雨の日が多く、
4月が平年並みか平年より晴れる日が多くなるという、
可能性は高くなっています。
桜が例年より早く咲く可能性が高いので、
出来ればお花見が出来そうな
3月後半から4月頭に晴れる日が多くなって
欲しいものですが・・・
あ、また、わがままって笑われそう?
出来れば、オープン戦がある
今週末も晴れて欲しいものですが!!!
( ̄ ̄ー ̄ ̄)ニヤリ
はい、突っ込みをどうぞ。
NO RAIN NO RAINBOW
09年2月25日(水) 12:36
のだ的雑学の部屋
HOMEMADE家族という
ヒップホップグループが歌っている
「NO RAIN NO RAINBOW」という歌を
ご存知でしょうか?
野田の大好きな歌なんですが、
NORAINNORAINBOWは、
雨が降らなきゃ虹が出ない、
というハワイのことわざです。
雨=やなこと、つらいこと、マイナスなこと、があっても、
虹=そのうち良いことが訪れる、ということでしょう。
科学的にも、もちろんそうなんですよね。
雨などの水滴に太陽光線が反射、屈折することで虹が出来ます。
日常の中で
雨を虹の素として意識することなんてなかなかありませんが、
ことわざになって自然と受け継がれるハワイって
素敵な所なんだろうなぁ、と遠い目になってしまう野田です。
いつかは行ってみたい・・・
この歌の歌詞の内容も、そのまま
やまない雨はない、いつかは晴れるから、
頑張ろうぜ!みたいな内容です。
けさは、きれいな虹が見えました。
国公立大学では、
2次試験の前期日程試験がきょうから始まっています。
受験生のみなさんにとって、
辛い受験勉強の日々を経て向かえたこの日、
空にかかった虹が
そのまま夢への架け橋となったことを祈ります(^人^)
暖冬の要因
09年2月24日(火) 12:37
お天気教室
きょうもスッキリしない天気になっています。
菜種梅雨のような天気が
一ヶ月も早く現れるほど暖冬になっている2月ですが、
きのう、気象庁から
平成20年度異常気象分析検討会(定例会)
での検討結果の概要
~2008/09年冬の日本の天候と循環場の特徴について~
という資料が発表されました。
資料によると、
この冬の暖冬の要因としては、
「アリューシャン低気圧の勢力が太平洋全域で平年と比べてかなり弱く、シベリア高気圧の張り出しも弱かった。このため、日本付近では冬型の気圧配置が平年より弱く、寒気の南下しにくい大気の流れとなった。このことが、顕著な高温をもたらした直接的な要因である。」
と記載されています。
アリューシャン低気圧とは、北太平洋にある
アリューシャン列島付近で冬に発達する低気圧のことで、
日本付近を通過した低気圧が
アリューシャン列島付近まで発達しながら進んだものなどです。
ちなみに、この発達した低気圧から生まれた波は
うねりとなって太平洋を伝わって
冬のハワイに大きな波をもたらすことで知られています。
一方、シベリア高気圧は、
冷たい空気を持つ大陸の高気圧です。
天気予報でよく使う言葉、
西高東低の冬型の気圧配置うち、
西の高気圧がシベリア高気圧で、
強い冬型のときは、
東の低気圧がアリューシャン低気圧になります。
(右の1月2日の天気図)
ではなぜ、アリューシャン低気圧が弱かったのか?
ということに関しては、
上空の偏西風の蛇行が原因ではないか、
といった内容が記されています。
実は、低気圧の発達は、
上空の偏西風の流れ方に影響されているのです。
1月は冬型の気圧配置が続いたこともありましたが、
私自身、今月はほとんど冬型という言葉を使っていません。
強い冬型の気圧配置になりにくかったため、
寒気の流れ込みが少なく、気温が高くなっているわけです。
この高温の傾向は夏に向けてどうなるでしょうか?
あすは、気象庁から「暖候期予報」
つまり夏の天気の傾向が発表されます。
注目です。
記録的高温ペース
09年2月20日(金) 12:38
天気の話なノダ
きのう木曜日までだった雨マークは、
27日金曜日まで伸びました(汗)
28日には都城市、
3月1日は宮崎市でオープン戦もあるので、
これ以上、何とか梅雨には伸びて欲しくないものです。
何とか梅雨では、収まりが悪いし、
この際なので、菜種梅雨もどきと呼んじゃいます。
この雨の原因は暖冬にあると昨日書きましたが、
きのう現在の宮崎市の2月の平均気温は10・6度で、
観測史上4番目に高い記録に並んでいます。
また、都城が9・7度、延岡が9・5度で、
いずれも4位という状況です。
来週も、気温は平年より高い予想です。
このまま行くと、さらに順位が上がるかもしれません。
いずれにしても、記録的に気温の高い2月になっています。
ただ、きょうは冬型の気圧配置で
風が冷たくなっています。
きょうの最高気温は未明に観測された所が多く、
午後になって、朝よりも気温が下がってきました。
風も強まっているため、
数字以上に寒く感じられているかもしれませんね。
ちなみに未明に春二番のような風が吹いた可能性があるものの、
今日の日中以降に吹いている風は、
どちらかと言うと木枯らしの風です。
あすにかけてが、今月最後の寒さになりそうです。
体調を崩さないよ言うにお気をつけ下さい。
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