タロとジロに負けるな!?

ノダっち

09年1月14日(水) 12:54


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気象庁HPより けさの最低気温


冬将軍の長期滞在も、いよいよクライマックスです。
冬型が緩み始めて、風が弱まって来た分、
朝の冷え込みが強まり始めました。
寒気による冷え込みに加えて、
風が穏やかな時に強まる放射冷却現象によって
地上付近の熱が上空に逃げて行きやすくなってきたんです。

けさは、県内の広い範囲で氷点下まで下がり、
一連の冬将軍の襲撃による冷え込みでは、けさが一番でした。
五ヶ瀬町鞍岡や美郷町神門で氷点下7度台まで下がって
今シーズン一番の冷え込みになった他、
宮崎市でも氷点下まで下がり、
今シーズン4回目の冬日になっています。

そんな寒い日が続いている日本列島ですが、
きょうはもっと寒く過酷な環境を生き抜いた犬が発見された日なんです。
タイトルからお分かりだと思います。
南極物語という映画にもなったタロジロ
1年間南極大陸に置き去りにされながら
50年前の1959年1月14日に、奇跡的に発見されたのです
映画は私が小学校低学年のころに公開されたもので、
両親と見に行ったのを覚えています。

タロとジロは、第二次越冬観測隊が昭和基地に入れなかったために
置き去りにされてしまったわけで、
当然この2頭が生き抜いた一年間の気象の記録はありません。
それでも、
南極がいかに過酷な気象環境かは最近のデータでも分かります。
南極昭和基地の2006年の気象観測の記録をみると、
でも最高気温が5度を少し超えるくらい
最低気温は氷点下5度以下まで下がります。
は、一日中太陽が顔を出さず、
最高気温が氷点下8度くらい、
最低気温が氷点下35度以下まで下がる過酷な寒さです。
しかも、52mという
台風のときでも滅多にない強さの最大瞬間風速も観測しています。
いわゆるブリザードというやつでしょう。
その他の年や夏でも
30mを超える台風並みの強い風が吹くことがあるようです。
強い風は、ただでさえ凍えそうな環境で
体温をさらに奪うことでしょう。
タロとジロがこのような過酷な環境を
いかにして生き抜くことが出来たのか?
ホントに凄いことだと思いませんか?

うん、スゴイ!と思ったそこのあなた!!
最低気温が氷点下になったくらいで
寒い寒いなんて言ってる場合じゃないですね!?

って、そう言う問題じゃない!?(笑

かくいう私自身、寒い寒いを連呼しているんですが・・・(^o^;

でも、宮崎の一連の寒さは出口が見えてきました。
あすから次第に冬型の気圧配置が緩んで、
あす夜には完全に一連の冬型が終わります。
あさっての朝まで放射冷却で冷えた後、
週末にかけて寒さは緩んできそうです。

※タロとジロについてもっと詳しく知りたい方は、
 ウィキペディアなどで調べてみて下さいm(_ _)m

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