晴れ晴れ宮崎♪

ノダっち

09年1月9日(金) 12:56


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気象庁HPより:9日17時発表

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気象庁HPより:9日17時発表


暴れん坊冬将軍がやってきました!

西よりの冷たい風が強まっていて、
この風が、冬将軍襲来中の九州にあって
宮崎には特別な天気を作ります。

イブニングニュースやアッパレmiyazakiで
いつもは出さない近県の天気予報をしましたが、
右の通り、あすの九州で晴れマークになっているのは、
宮崎県と大隅半島という太平洋側の地域だけです。
(9日17時発表の予報;
 お出かけの際は最新の物もご確認ください。)

しかも、細かく見てみると、
大隅半島は朝まで曇ですし、
県内の北部平野部も、山地では
明け方雪の所がありそうで、
文句無しの晴れの予報が出ているのは、
宮崎県の南部平野部のみなのです。

これは東シナ海で発生した雲が
東シナ海側の地域や九州山地で雪や雨を降らせて、
山を越えてくるうちに乾いた空気に変わって
県内の平野部に流れ込んでくるためです。
このため、県内の平野部、とくに南部平野部では
冬型の気圧配置の時には雪が降りにくくなります。
宮崎市内にある気象台では、
2006年1月5日に雪を観測したのを最後に、
去年まで2シーズン連続で雪の観測がありません
1955年以降では、過去に94年12月から97年の春まで
3シーズン連続で雪無しの記録がありますが、
現在、この記録に次ぐ雪無しの長い記録になっています。

きのうのイブニングニュースで、
川島アナの「宮崎市内での雪は?」の問いに対する、
詳しい答えを書いてみましょう。

冬型の気圧配置だと
絶対に宮崎市内で雪が降らないのか?というと、
そう言う訳でもありません。

上空に十分に強い寒気が流れ込んで来た場合には、
雪雲が九州山地を超えて平野部まで流れ込むことがあります。
最近では、
2005年の12月22日の朝に強い冬型の気圧配置で
雪を観測しました。
この時の鹿児島の約5300m上空には
-32度という非常に強い寒気が流れ込んでいたようです。
同じ05年の2月1日にも冬型の気圧配置で雪を観測し、
上空5400m付近では約-30度まで下がりました。

このように上空5400m付近で-30度くらい下がれば、
平野部に雪雲が流れ込む可能性も高くなります。

一方、今回予想される寒気は、
鹿児島上空5400m付近で-25度前後と予想されています。
宮崎市の市街地まで雪雲を流れ込ませるには、
少し寒気が足らないようです。
ただ、2003年の12月27日には、上空5600付近で-22度でも、
雪が舞った記録がありますので、
可能性が全くない、とも言えないません。
この時は上空1500m付近で-6.6度となっていますので、
今回はこの時と同じくらいの寒気にはなりそうです。

宮崎市までは雪雲が来るか来ないかは微妙ですが、
県内も山沿いでは雪の降る所がありそうですし、
雪マークずらりの九州北部では
あす午前中を中心に大雪の恐れ
が出ています。
九州北部方面に出かける予定のある方は、
交通機関の情報にご注意ください。
また、県内の山沿いや鹿児島県でも積雪の可能性がありますので、
峠道を通る予定がある方は、
チェーンなどの滑り止めを準備して出かけるようにして下さい。
また、平野部では、
西よりの冷たい季節風がやや強く吹きそうです。
厳しい寒さになりますので、十分に暖かくしてお過しください。

では、良い週末を!!

※宮崎から一番近い高層気象観測地点が鹿児島なので、
 鹿児島の観測データを参考にしています。
 文中で特に断らずに上空の・・・と書いているデータも
 すべて鹿児島上空のデータです。

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