ノダっち

4004件

1 ...767 768 769 770 771 772 773 774 775 776 777 778 779 ...801

55年前

ノダっち

09年7月1日(水) 13:03

天気の話なノダ








090701_1.jpg

1954年7月1日午前9時の天気図
 (気象庁提供)


090701_2.jpg

1954年7月1日午後9時の天気図
 (気象庁提供)


090701_3.jpg

2009年7月1日午前6時の天気図
 (気象庁HPより)

?

MRTはきょうで開局55周年を迎えました。

こういう時、55年前の天気ってどんな感じやったのか?
と気になるのは、職業病でしょうか?(笑)

てことで、
資料が残っている宮崎地方気象台にも協力いただいて
調べてみました。

右はその55年前、1954年7月1日の天気図です。
朝は前線が南に離れていて
日中にかけては梅雨の晴れ間が広がっていました。
その後、夜は梅雨前線が九州南岸まで北上して来て、
夜になって雨が降り出したようです。
夜の降水量は約12ミリ、
晴れ間が出た日中の最高気温は31度5分まで上がって、
前線が南に下がっていた朝の最低気温は22度2分でした。
比較的過ごしやすい朝だったのではないかなぁ?と思います。

一方、けさの宮崎は最低気温が27度1分
今年一番の寝苦しい熱帯夜でした。
これは、梅雨前線が
55年前とは逆で宮崎より北にあるためです。

このあと梅雨前線は
今夜にかけて九州南部に南下してくる見込みで、
天気の流れは55年前と同じ下り坂に向かっています。

ただ、ココ数日間、九州北部に
大雨をもたらしている梅雨前線が近づいてくることになりますので、
県内でも雨の降り方が心配です。

最新情報を確認するようにして下さい。

今週末は晴れますが、
来週の中頃はまた梅雨前線が北上してきますので、
梅雨明けはまだ先です。

なお、1954年の梅雨明けは8月1日でした・・・ ( ;; ̄3 ̄)

今月も少雨

ノダっち

09年6月30日(火) 22:02

天気の話なノダ








090630.jpg

30日正午の実況天気図

今月の前半に比べると
だいぶ梅雨らしい雰囲気のここ最近です。
けさは、高千穂で激しい雨も観測しています。

ただ、
梅雨前線が九州南部を飛び越えて九州北部に行っているため、
きょうも平野部は所々で青空が広がりました。
結局、今月も少雨のまま終わりそうです。

きょう午後3時までの主な所の降水量をざっと計算した所、
平年の6月比べて、
高千穂で67%、延岡で45%、
上椎葉で45%、日向で57%、
神門で37%、西米良で59%、
高鍋で51%、加久藤で61%、
西都で40%、えびの高原で75%、
宮崎で60%、都城で44%、
油津で54%、串間で70%などとなっています。
(いずれも速報値)

おおむね平年の半分前後の所が多くなりました。

これで、宮崎市は
3ヶ月連続で平年の雨量を下回りそうです。

なお、みなさんお気づきだと思いますが、
MRTのホームページがリニューアルされました。
天気のページも大幅にバージョンアップしています。
せっかくなので、代表して
これまではなかった実況天気図をこちらにも貼付け。
九州の北にある梅雨前線、
あすには次第に南下してくる見込みです。

沖縄梅雨明け

ノダっち

09年6月29日(月) 21:44

天気の話なノダ

?






0906029.jpg
正午頃の宮崎市の空

きのう、沖縄の梅雨明けが発表されました。

つまり、梅雨前線が
沖縄より北に位置することが多くなるということで、
これからは九州が梅雨の真っ盛りになる
ということを意味しています。

きょうは、梅雨前線が九州南部も飛び越えて、
九州の北まで行きました。
南の太平洋高気圧が強まっているのです。
梅雨の折り返し地点から
徐々に季節が夏に近づいている証拠でもあります。

梅雨前線の南にある夏の空気に包まれて湿度が高く、
さらに日差しが出た平野部は
かなりの蒸し暑さになりました。
この蒸し暑い空気は雨雲の素にもなっていて、
県内の所々で雨を降らせています。

こうして日差しが出たり、
山沿いを中心に雨の降る所があったりするのが、
対馬海峡付近に梅雨前線が停滞するときの
県内の天気のパターンです。

何時頃、どこで雨が降りますと、言いにくく、
また、平野部の天気を
2つのマークで表すのも大変困難な天気。
変わりやすく不安定な天気です。

あすもきょうと同じ様な天気が続きそうです。
山沿いを中心に
急な強い雨や落雷、突風にご注意ください。

青空と雲の境界線

ノダっち

09年6月26日(金) 16:42

天気の話なノダ

?






0906026_1.jpg
午後3時の宮崎市から西の空

0906026_2.jpg
午後3時の衛星画像

0906026_3.jpg
午後3時のアメダス日照
 (気象庁HPより)

九州の南にある梅雨前線の活動が活発で、
前線の北側に大きく雲が広がったため
前線は南に離れているのに、県内にまで雲がかかりました。

ただ、薄い雲が中心で
この雲も東へ移動しています。

午後3時頃、西の空を見ると、
この雲の帯とその西側に広がる青空の境目が
くっきりと見えました。

この様子は、衛星画像でも
ちょうど宮崎県の平野部に雲がかかっていて、
山沿いは晴れの区域に入って来たのがわかります。
また、午後3時のアメダスの日照でも
曇と晴れの境目がキレイに出ていました。

何だかこれだけキレイな境目を見ると、
ラッキーって思うのって私だけ??(^o^;

こうして夕方にかけて広げて来た青空の勢力ですが、
あすはもうお休みとなりそうです。

あすは、梅雨前線が来たから南へ通過して行きそうなんです。

こうしてしばしば太平洋高気圧が強まって
梅雨前線を九州の北まで押し上げはじめています。
これは、春の空気よりも夏の空気が
だんだん勝ち始めているってことで、
いよいよ雨の季節も折り返し
を迎えようとしている雰囲気が伺えます。

ココからは強い雨も降りやすい時期が近づいてきますので、
より一層、防災の意識を高めておいて下さい。

エルニーニョの夏へ

ノダっち

09年6月25日(木) 17:40

天気の話なノダ







0906025_1.jpg
九州南部の3ヶ月予報
 (鹿児島地方気象台発表)

0906025_2.jpg
エルニーニョ現象が起きたときの
 九州南部の7月から9月の天候の傾向
 (気象台発表資料より)

0906025_3.jpg
エルニーニョ監視海域
 (気象庁HPより)

毎月、気象庁から
エルニーニョ監視速報というものが発表されています。

今月10日発表された速報には、
この夏にエルニーニョ現象が発表しそうだ
ということが書かれていました。

エルニーニョ現象は、
太平洋の赤道付近の海水温のうち、
ペルー沖(右の図のオレンジに塗られた海域)の表面水温が
平年よりも高くなる状態が続くことで、
これにより世界各地の天候に影響が出るとされています。

何でか?みたいな話は、またいずれ・・・

さて、このエルニーニョ現象によって
今年の夏の天候にどんな影響が出るのか?

きょう発表される3ケ月予報に注目していました。

その3ケ月予報の資料によると、
エルニーニョ現象が発生しているときの
九州南部の7月から9月にかけては、
気温が平年より低くなる可能性が高く(続いて平年並み)、
降水量が平年並みか平年より多く
日照時間は平年並みか平年より少なくなる
という過去の統計的な傾向があるようです。

ただ、3ケ月予報自体には、
7月の気温が平年並になる確率が50%の他は
30%や40%だらけで、
強い傾向が示されていません。

一方、梅雨明けに付いて調べてみると、
エルニーニョ現象が夏に発生していた場合は、
およそ8割の確率で
平年より2日以上遅く
なっていました。

7月22日には、
楽しみな日食がありますので、
それまでには何とか梅雨明けして欲しいものです。

梅雨明けに関しては3ヶ月予報の中に記述がないものの、
7月は気温が平年並の可能性が高くなっていますし、
この夏は平年同様に
太平洋高気圧が日本付近に張り出す予想ですので、
この資料通りに進めば、
梅雨明けも平年から大きく遅れることは無く、
平年通りの夏が訪れそう
です。

なお、今後、エルニーニョ現象がどう影響してくるのかは
まだ不透明な部分が多いため、
予報の変化や天候の傾向などに注目しておきたいと思います。

4004件

1 ...767 768 769 770 771 772 773 774 775 776 777 778 779 ...801

投稿月