ノダっち

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大気はまだ夏の状況なのかも

ノダっち

24年9月30日(月) 17:56

天気の話なノダ

土曜日の朝に、予想通りに
台風18号が発生しました。

ただ、この台風、まだ
秋らしく日本付近で
速度を上げて進む予想になっていません。

秋は、偏西風が南下して
偏西風に乗るため
東向きになるとともに
速度を上げて過ぎていくのですが、
18号は、今の所、
太平洋高気圧に西に押されていき、
台湾付近で速度が遅くなって
向きを変えた後に
偏西風に乗れなくて
動きが遅いまま、
東シナ海に進んでくる予想になりました。
 
偏西風は
水曜日ごろに南下しそうなのですが、
西に押されていった分、
乗り遅れるシナリオが
メインの予想です。
 
また、台湾付近で
動きが遅くなる影響で
台湾の陸地の影響で次第に衰弱して
東シナ海に進んでくる予想になりました。
 
東シナ海にくるころには
暴風域が無くなる予想ですが、
台湾での被害は大変心配です。
 
東シナ海に進んだ後の動きが
まだハッキリしないため
今後の予想には注目しておきましょう。
 
また、2日に南下する偏西風とともに
秋雨前線も南下してくるため
2日から3日にかけて
九州付近は前線の影響による雨の予想は
引き続いていて、
台風の影響もあって
前線活動が強まる可能性も
捨てきれません。
 
これは、前線が
どのあたりに伸びるか、
どこで活発化するかで
変ってきます。
 
その資料もまだバラバラです。
 
あすお伝えする雨の予想も
ぜひまたご確認ください。
 
 
4日(金)以降は、
東シナ海に出てきた台風18号と
前線の位置関係、
また18号の動きによって
変ってきそうです。
 
しっかりと高気圧が
覆ってきそうな予想でもないため、
不安定な天気になりそうですが、
雨の降り方や
そもそも予報についても
変ってくる可能性が十分にあります。
 
(そもそも、上記のメインの予想と違い、
 偏西風に乗って
 東シナ海をしっかり北上する予想も
 資料によってはあるので、
 その可能性も否定できません。)
 
ということで、
いずれにしても、台風18号の予報円が
4日目以降がまだ大きくなっていますので
不確定要素の大きい予想と思って
最新の予報を確認していきましょう。
240930_1
土曜日の夕焼け

土曜日は、
雲が多いながらも、
日差しもあって
大きな崩れはなく、
キレイな夕焼けになりました。

秋の夕焼け鎌を研げ、
という言葉通り、
日曜日は、朝は
気持ち良く晴れていました。
240930_2
ただ、
日曜日の午後は
雨雲が入りました。

金曜日の時点では
入ってきそうに
なかったので
大きな崩れは無さそう
とお伝えしたいたのですが、
予想外に濡れてしまった方、
申し訳ありません。

上空の寒気も入って
金曜日の予想よりも
不安定になったようです。
240930_3
きょう昼前の青空

この空も
まだ秋になっていませんね。
240930_4
今日昼の
衛星可視画像
(気象庁HPより)

左下の
台風18号は
大きな台風らしい渦巻きで
発達した姿です。

右側の台風17号は、
発達した雲が偏っていて
あまり強い姿には
なっていません。

秋晴れの真夏日

ノダっち

24年9月27日(金) 16:40

天気の話なノダ

爽やかな朝でした。
 
昼間は、そのまま良く晴れて
強い日差しで気温が上がっていて、
数字は真夏のそれですが、
真夏ほど熱中症の危険度が
高くなかったのは
乾いた空気も入っていたためです。
 
このあたりは、秋を感じる暑さ、
とも言えます。
 
でも、昼の気温は上がりすぎで
全地点で真夏日になって
えびの市加久藤は
34.3度まで上がりました。
 
(2行空け)
週末は、
空の高い所の空気の流れによる雲が
かかりやすくなりそうです。
 
きょう中国大陸から東シナ海に
伸びてきていて、
あす以降、九州上空に
かかりやすくなる予想になっています。
 
空の高い所の雲が中心ですので
日差しはありますが、
柔らかい日差しになる時間も多く、
暑さを少し和らげてくれそうです。
 
朝にかけても、
放射冷却が少し弱まって
朝のヒンヤリ感も弱まるでしょう。
 
とはいえ、日中は
運動をするときに
積極的な水分補給が必要な
暑さはあります。
 
油断せずに熱中症予防を心がけましょう。
 
(2行空け)
月曜日も晴れそうですが、
秋雨前線の動き次第では
雲が多い可能性もあります。
 
10月が始まる火曜日は、
広い範囲で晴れて、
再び広く真夏日の予想ですが、
ココも前線の動き次第でしょう。
 
(2行空け)
さらに、来週後半にかけては、
やはり雨の降り方に
注意しておきたいような
予想になってきています。
 
きのうもOAでお伝えした
沖縄の南の熱低は
あすにかけて台風になる予想になり、
気がかりな予想が出てきました。
 
まだ予想に幅がありますが、
台風としての直接の影響とともに
秋雨前線の状況次第では
大雨にも気を付けておきたい時期です。
 
県内にとっては
嫌な進路になる恐れもある
予想をする資料もありますので、
月曜日からお伝えする
今後の情報にご注意下さい。
240927
午後4時の衛星画像
(気象庁HPより)

日本の南東の
マリアナ諸島付近の
雲のかたまりは
午後3時の台風17号になりました。

一方、沖縄の南の雲のかたまりを
気にしています

久しぶりにキレイに見えました♪

ノダっち

24年9月26日(木) 18:05

天気の話なノダ

朝から気持ち良く晴れていました。
 
台風16号は弱いとはいえ、
種子島付近まで
強風域がかかっていたので、
H2Aロケットが予定通りに
打ち上げられるかどうかが気がかりでしたが、
無事に打ち上げられています。
 
宮崎市内からも、
久しぶりにキレイに見えました。
 
空気の透明度が高かったようです。
 
ただ、風が強いためか
ロケット雲はすぐに消えましたし、
3分経過以降のロケット雲は
あまり見えませんでした。
 
経路がハッキリわからないですが、
南向きに飛んだかもしれません。
 
なお、今回、ギリギリまではらはらした
気象条件に付いて、
過去の、14号機における
制限条件というのを
ネット上に見つけたので、
メモしておきます。
(毎回同じなのかは分かりませんが・・・)
 
風については、
機体移動時は制限風速以下
 レッドライン:22.4m/s(最大瞬間風速)
発射時においては、制限風速以下
 レッドライン:16.4m/s(最大瞬間風速)
 
となっていました。
 
今回、種子島では
11時台に最大瞬間16mを観測していたので、
やはり、
けっこうギリギリだったかもしれません。

なお、
降水については、
・発射時の降雨は8mm/h以下
・機体移動開始後の降雨は15mm/h以下
・機体移動開始後は降氷がないこと。
 
その他、雷の放電を受けないことなどが
定められていました。
 
 
きょうの県内は、
台風外側の
薄い雲がかかって
見えにくくならないかな、
というのを気にしていましたが、
たしかに雲に
少しの邪魔はされましたが、
下層雲と高層雲の間は
オレンジの光も見えて大満足です。
 
日南付近は
かなりチョロッとだったようですが、
川南からも
見えたレポートが届いています。
 
そのぶん、
強い日差しがたっぷりで
最高気温は、
各地で30度前後まで上がりました。
 
 
これからあすにかけても
引き続き薄い雲がかかるくらいで
広く晴れそうです。

あすも、日中は広く30度を超えて、
きょうよりも暑さが強まるでしょう。
 
33度前後まで上がる所も
多くなりそうです。
 
あすも、朝が涼しく感じても、
日中の熱中症予防は、
油断せずにしっかりと行いましょう。
 
 
あさっても、おおむね晴れる見込みで
日曜日も大きな崩れは無さそうです。
 
ラジオ祭りに行く方も、
熱中症予防にご注意下さい。
 
 
なお、台風16号は
大きな影響を受けないまま、
あすには熱低に戻りそうですが、
関東や東海には
秋雨前線とともに
大雨をもたらせる恐れがあります。
 
一方、フィリピンの東に
別の熱低があります。
 
まだ動きの予想に関しては
ハッキリわかりませんが、
もうしばらく
台風の動向に注意しておきたい季節が
続きそうです。
 
なお、きょう発表された一か月予報だと
先日の3か月予報に続いて、
この先一か月の気温は
平年より高い予想になっています。
 
そして、
2週目(10月5日~11日)は、
平年よりも晴れの日が少ない予想です。
 
南からの雲の動向、
秋雨前線の動向に注目しましょう。
 
フェニックスリーグも始まるので
なるべく晴れてほしいものです。
240926_1
宮崎市内から見えた
ロケット打ち上げの様子

もう少し早いタイミングは
オレンジの光も見えました
240926_2
少し時間がたった後の
うねうねロケット雲

これも、けっこう、
すぐに見えにくくなりました。

なお、高層雲を抜けた後も
肉眼だと
うっすらと少し見えたんですが、
スマホの写真では
確認出来ませんでした

前線発の台風発生

ノダっち

24年9月25日(水) 17:22

天気の話なノダ

昨日も書いた
たいへん珍しい、
温帯低気圧からの熱帯低気圧ですが、
気象庁は、ついに
きょう正午に台風にしました。
 
いつもの完全に逆をたどった
非常に珍しいケースでしょう。
 
※なお、南海上にある時に
 温帯低気圧の「低」マークがある時は
 低圧部という扱いで、
 中心が特定されないもので、
 温帯低気圧とは別の扱いです。
 温帯低気圧は、きのうも書いたように
 冷たい空気と
 温かい空気のぶつかり合いという
 構造をしているので
 そこから冷たい空気が無くなって
 熱低に変わるという構造変化のケースは
 かなり起こりにくいケースになります。

しかし、
1000hPaを越えていて、
今後も発達せずに、
あさって朝までに熱低に戻る予想ですので、
わざわざ台風にしなくても・・・
という気もしなくもないくらいですが、
沿岸は、ウネリが続くので
注意が必要です。
 
きのうは、一部に
九州に近づく予想もあったのですが、
きょうの資料だと
大きな影響は無さそうな予想になりました。
 
台風になったからといって、
この熱低に関しては
天気の面で
特に気にする必要は無さそうです。
 
 
東風の影響で
昨夜から降った雨によって
夜に一時的に警報も出ましたが、
朝には注意報に変わっています。
 
地震の影響で
土壌雨量指数の基準が下げてあるため
土砂に関する警報・注意報が
出やすくなっている状況です。
 
地盤が緩みやすいので、
崖の近くは、十分に注意しておきましょう。
 
朝には雨雲が減ってきて、
日中はだんだんと晴れ間も広がりました。
 
きのう予想していたよりも
日差しもしっかり出ているので
昼間の蒸し暑さもしっかりあります。
 
 
あすは、
上述の台風の影響もほぼない見込みで、
広く晴れそうです。
 
ただ、種子島には近いため、
H2Aの打ち上げが予定通りに行われるかは、
気にしています。
 
打ち上げ時刻は
午後2時24分20秒予定です。
 
県内は、
早い所で25分くらいから見え始めて
2時半過ぎまでが注目時間帯になるでしょう。
 
また、外側の雲が
午後にかかる可能性もあって、
それ次第では
県内からは見えにくいかもしれません。
 
さらに、湿った空気の状況次第では
夕方以降に、沿岸部での
にわか雨の可能性も少しアリです。
 
念のため、沿岸部は
午後の空の様子を確認しながら
ご対応ください。
 
一方、晴れる分、朝にかけては
けさよりもまた秋らしさが
強まりそうです。
 
日中は、日差しが多くて
暑くなるでしょう。
 
朝が涼しくても
日中の熱中症には
引き続き油断せずに
積極的に対策をお願いします。
 
ただ、台風の影響もあって
沿岸部を中心に
北からの風が強めに吹きそうなので
日かげに入ると涼しい風も
感じられるでしょう。
 
沿岸部は洗濯物を飛ばされないように
お気を付けください。
 
また、海は
引き続き高波に注意が必要です。
 
そのまま、
あさってから土曜日にかけても
広く晴れそうです。
 
とくに金曜日は
33度くらいまで上がる所もある予想で、
厳しい残暑になるでしょう。
 
 
日曜日以降の予報は、
まだハッキリしませんので、
今後の新しい予報もご確認ください。
 
なお、マーシャル諸島付近には
別に熱帯低気圧が出来ています。
こちらについては、
念のため、注目しましょう。
240925_1
前線の活発な部分に
温低が出来て、
前線から切り離されて、
(気象庁解析では
前線から離れた時点で
亜熱帯低気圧に変わった)
さらに熱低に変わり、
さらに台風になった
記念に天気図を
残しておきます
(気象庁HP天気図を
加筆・編集)
240925_2
きょう正午の衛星画像
(Weather Modelsから
同意を得て転載)

たしかに、
発達していない台風
(あるいはほぼ熱低)
らしい
下層の雲の渦が見えます。

赤外画像だと
この渦は見えなくて、
台風の東にある雲だけが
目立って見えています

温低が熱低化!?

ノダっち

24年9月24日(火) 18:00

天気の話なノダ

日曜日は、
やや緊張感の高い雨になりました。
 
その前に、
14号を吸収して活発化した秋雨前線は
土曜日に、正月の地震の被災地に
再びの大きな爪痕を付けています。
 
胸が締め付けられるような状況です。
 
九州付近を南下した前線も、
活動が強い状態で
途中で南下速度が鈍ったように見え、
緊張感が高まりました。
 
県内でも、解析雨量で
3時間120ミリを超えている領域も出て、
一気に道路が冠水した所もありましたし、
土砂災害の
危険度が上がった所もあったものの、
午後になって、だんだんと
前線活動が弱まってくれたので
助かった状況です。
 
金曜日の段階では、
月曜日の早いタイミングで
南に抜けそうだった前線ですが、
午前は南岸で前線活動が強まったため、
きのうは、午前まで
南部を中心にやや雨脚が強まりました。
 
午後になって前線がやや南に離れて
天気が回復しています。
 
ただ、きのうの朝の時点で、
もう前線の北側になっていたため
やはり、予想通りに
秋らしさは感じられてきたでしょう。
 
 
けさ、
高千穂町のライブカメラを見てみると、
国見ケ丘からの雲海も出ていたようです。
 
広い範囲で
この秋一番のヒンヤリ感の朝になり、
北部山沿いは
15度前後まで下がっていました。
 
ただ、これで平年並みです。
やっと平年並みの朝になっています。
 
一方、日中は
たっぷりの日差しで気温が上がって
さらに、東からの風によって
湿った空気も入っているので
やや熱中症危険度が高めの
蒸し暑さのある空気感でした。
 
 
今夜以降は、
さらに湿った空気が流れ込んで、
雨雲になってきそうです。
 
あす午前にかけて
東から時おり雨雲が入ってきて、
雨が降ったり止んだりの予想で、
局地的な雨雲の発達による
落雷や突風の発生にご注意下さい。
 
午後は
雨雲が少なくなってきそうですが、
北部ほど午後も残りそうな予想もあります。
 
朝にかけては雲が増える分、
けさに比べると涼しさが弱まりそうですが、
日中は日差しが少なくなる分、
きょうよりも暑さが弱いでしょう。
 
なお、この雨雲は
単純に見ると本州の南を吹いている
東風によって流れんでくる
と見えるのですが、
その南に、あさって以降の天気を
左右するかもしれない
非常に珍しいものが出来ました。
 
 
きのうの午前にかけて
雨を降らせた前線の活発な部分に
昨日の午後3時から
低気圧が発生していたのですが、
この低気圧は、昨夜、
前線から切り離されて
単独の温低になっていました。
 
きょうにかけてゆっくりと東に進んだ後、
きょうの午前9時に
この温帯低気圧が無くなり、
かわって
熱帯低気圧が解析されてきたのです!!
 
温低は、
寒気と暖気のぶつかり合いがエネルギーで
熱低は、暖湿気のみがエネルギーになり、
構造が全く別のものになります。
 
一般的には、
暑い地域で熱低が出来て
冷たい空気のある地域に北上してきて、
冷たい空気と熱低の暖かい空気がぶつかって
熱低(または台風)が
温低に変わっていくというのは
よくあるケースです。
(台風が温低化するなど)
 
今回は、このが起きました。
 
温帯低気圧が、前線と切り離され、
冷たい空気とのぶつかり合いが無くなって
暖かい海の上で、
暖湿気のみがエネルギー源になって、
温低から熱低に変わったようなのです。
 
ノダの見ていた範囲内では、
この温低から熱低が出来たのを見たのは
この気象予報士人生24年で
初めてのことになります。
 
延期になっていた
H2Aロケット49号機の打ち上げが
あさって26日午後2時24分に
予定されているのですが、
この熱低の動き次第では、
まだこの予定通りいけるのか、
ハッキリわからなくなりました。
 
今回は
情報衛星の打ち上げなので
詳細な情報は出ていませんが、
今の予報通りに晴れれば、
いつも通り右上に上がっていくのが
見えるのではないかと思いますが、
あすの予報もまたご確認ください。
 
 
ということで、
週後半の予報も、
ちょっと様子見でお願いします。
 
 
一方、
きょうは冬にかけての長期予報
寒候期予報が発表されました。
 
来月も高温傾向で、
太平洋高気圧の周辺をまわって
暖かく湿った空気が流れ込みやすいため
平年より晴れる日が少ない予想です。
この暖かく湿った空気が
台風でないことを願いましょう。
 
11月になると高温傾向は落ち着いて、
どうやら寒気が南下する時期が出てきて、
12月~2月は、
ほぼ平年並みの気温予想ながら、
やや低温寄りの予想になっています。
(低:並:高=4:3:3)
 
これは
ラニーニャ現象の影響もありそうです。
 
急な寒さは体調を崩しやすいので
この冬も気温の予想にも注目しましょう。
 
今年も秋が短いかもしれません。
240924_1
きのうの夕焼け
240924_2
冠水していた
日曜日の昼頃の
宮崎市吾妻町の
アンダーパス
240924_3
けさの青空
240924_4
冬の天候予想の根拠となる
大気の予想のポイント
(気象庁HPより)

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