「本格的な」梅雨は遅れそうな気配

ノダっち

24年5月23日(木) 18:00

遅れていた台風一号が
どうやらできてきそうです。

いまのところ、
フィリピンの東で北東に
向きを変えるような予想ですので、
九州での大きな影響が出そうな
進路の傾向ではないですが、
梅雨前線がある時期は
前線を刺激する
(前線に台風と一緒に北上してくる
 熱帯からの雨雲の素が流れ込む)
ことで、
前線が活発化して、
台風が離れていても大雨になることもあり、
そういった状況には、
来週にかけて注意をしておきたい
ケースとなるでしょう。

きのうも書いた
この雨の降り方次第では、
一つの梅雨入りとするような
判断のタイミングかもしれません。

ただ、
きょう発表された一か月予報を見ると、
平年並みに曇りや雨の日が多い、
となっていて、
2週目の
6月に入って最初の一週間は、
平均気温が平年より低くなる予想です。

一か月予報の資料を見ても、
平均気温が、いったん
やや低めになりそうな傾向が
ハッキリと出ています。

この期間は、いったん
帯状の高気圧が本州付近を通りそうで、
前線がいったん南に下がるでしょう。

気象庁の予報資料によると
6月1日からの一週間の天候も、
平年より
「曇りや雨の日が少ない」と
なっています。

一方、6月8日以降は、
平年並みに曇りや雨の日が多い予想です。
再来週は再び前線が北上してくるでしょう。

気温の下がり方には
だいぶ予想の幅があって、
前線自体がどのくらい下がるか、
高気圧の南側で雲が多い可能性なども
あり得るくらい微妙ですので、
ハッキリとはしませんが、
本格的な梅雨になるのは
この前線がいったん下がった後で
再び北上してくる
8日以降のタイミングが
分かりやすいかもしれない、
と思ったきょうの一か月予報でした。


そんなまだ
ちょっとしっかりと九州南部付近に
停滞が続きそうには見えない
梅雨前線ですが、
きょうは、影響を受けています。

梅雨前線の北が側の雲がかかって、
前線に近い南部を中心に
雨雲がかかりました。

前線の北側で雨が降って、
昼の気温が上がりにくく、
最高気温は、



あすは、梅雨前線が次第に南下して
北部山沿いを中心に晴れ間が出そうです。

ただ、湿った空気が残って
気圧の谷の影響もあり、
日差しがあって
空気が温まって軽くなって上昇すると
午後に再び雨雲が出来て、
山沿いを中心に
にわか雨の可能性もあります。

念のため
傘を準備してのお出かけが
おススメです。

一方、朝から雨が止んできて、
雲の間から日が差す可能性もアリ、
山沿いほど暑くなるでしょう。

平野部は、
この時期らしい程度の暑さの予想です。


あさって土曜日は、
しっかりと高気圧に覆われて
広く晴れるでしょう。

内陸を中心に暑くなります。

日曜日は、
南部から下り坂に向かいますが、
北部ほど晴れ間も残って、
南部の雨の降り出しも
遅い時間が中心になりそうな
きょうの資料になってきました。

一方、月曜日から火曜日にかけては
上にも書いたように
台風の影響もあっての
前線の強まりに注意しておきましょう。

水曜日からは
再び前線が離れて行って
いったん晴れて、
その後再び近づくよそうで、
天気は小刻みに変わりそうです。

240523_1
正午の衛星画像
(気象庁HPより)

フィリピンの東に
雲のまとまりは弱くて
すき間だらけですが、
大きな渦巻きが
出来てきています。

一方、
日本付近には
梅雨前線の雲の帯があります
240523_2
1500m上空付近の
気温の経過と予想

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