5日ぶりに熱帯夜復活

ノダっち

22年8月30日(火) 17:12

台風11号は、

きょう午前3時で、
中心気圧955hPa、最大風速45mの
非常に強い勢力に格上げされました。
 
衛星画像でも、
コンパクトにまとまった雲の中心に
くっきりと引き締まった目があって
かなり発達したことを示しています。
危険な小さな目です。
 
予報の傾向は、
きのうと大きく変わりません。
 
沖縄の緯度くらいの本州の南を
あすまでは西進した後やや南下し、
沖縄の南辺りで、
あさって木曜日から土曜日ごろまで
動きが遅くなりそうです。
 
動きが取れなくなるのは、
きのうのOAで
上空の風で解説したように
台風を動かす明瞭な風が
無くなるためでしょう。
 
台風の北にある高気圧が
明後日ごろから弱まって割れるため
台風西側にある高気圧の
北風によってやや南下しそうです。
その後、
台風が発達することによって
自力で台風が北上することや、
台風の東に割れた高気圧が
台風の影響もあって再び発達し
張り出すことで北向きの風の流れが生じ、
北上するのではないかと思われます。
 
日曜日以降もどう動くのか?
は、
まだハッキリ言える段階にないですが、
3日(土)から4日(日)の
予報円の中心線は北に向きますので、
土曜日くらいには徐々に
北寄りに動きはじめそうです。
 
その後、九州に対してどう動くのか?
 
西を北上するのか、
近くを通るのか、
東に行くのか・・・
 
沖縄付近でウロウロしている間に
中心気圧は935hPaまで
下がる予想が出ています。
 
もし近づく動きになると、
九州近海も海面水温が高いため
簡単に衰えないため、
かなりの
大きな影響になってしまいかねません。
 
今後の予想の傾向に注目し、
近づく可能性が出てきたら、
早めに準備・対策を始める
必要もあるかもしれない、という
心構えだけは
今の内からしておいてください。


一方、県内には
東から湿った空気が流れ込んでいて
朝にかけてもムシムシして
南部平野部で
熱帯夜が戻ってきました。
 
朝にかけても
弱い雨雲がかかった所もあります。
 
ただ、昼間は
けっこうキレイな青空が広がりました。
 
台風で上昇した空気が
下降してきていて、
上空から高気圧が強まったのかな、
と思ったのですが、
台風の今の規模からすると
すぐ外側というわけでもないので、
ハッキリとわかりません。
 
いずれにしても
一時的に上空から
高気圧が強まった青空でした。
 
雲も少なくなったため
強い日差しで気温が上がって、
最高気温は、
加久藤で34.6度まで上がっています。
 
今夜以降は、
東から近づく雲も見えているため
再び所々でにわか雨がありそうです。
 
あすもにわか雨の可能性があるものの、
まだ東から流れ込む
雲の隙間が見えているため、
晴れ間もあるでしょう。
 
あすも、洗濯などは
空を見ながらの対応がおススメです。
 
一方、蒸し暑さも続きます。
 
特に昼間は熱中症に要警戒です。
 
 
あさっては、あすよりも
さらににわか雨が増えそうですが、
土曜日くらいまでは、
まだ雲の隙間があって、
晴れたり雨が降ったりの
パターンになる可能性があります。
 
ただ、資料によっては
台風外側の雲が
土曜日くらいから増えそうなものもあって
このあたりは、台風周辺の雲の状況や
台風の発達具合や
台風の動きによって変わってくるでしょう。
 
土曜日以降の予報、
雨の降り方などに関しては、
まだハッキリしません。
 
ただ、上にも書きましたように
悪い場合は、
日曜日以降に警報級の可能性もあって
気象庁も、きょうから
既に警報級の可能性を
日曜日に関して「中」として
発表してきています。
 
今後の新しい予報で
確認していきましょう。
220830_1
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

台風中心の
ハッキリ引き締まった目が
台風が発達していることを
示しています。

また、11号の
左下にある雲域も
熱帯低気圧となって、
今後台風になる予想が
気象庁から発表されました。

ただ、あさってには
熱低になる見込みで、
11号と合流することで、
11号の強風域が広がるような
予想にも出てきています。

要注目です。
220830_2
昼前の
MRTから西の空
220830_3
昼過ぎの
宮崎市の東の空

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