カムバック・ウィンター

ノダっち

23年1月16日(月) 17:21

週末のから
再びに戻ってきました。
 
土曜日には
暖かい空気が流れ込んだことがよくわかる
象徴的な現象がみられた宮崎市です。
 
画像欄に載せますが、
大淀川に霧が出来ていました。
 
冬によく出る川霧は
蒸気霧という、
空気が冷たくて
水面のほうが暖かいとくに、
川面から蒸発する水蒸気が
冷たい空気で冷やされてできる
タイプが多く、
気嵐としてみられることも
よくあります。
 
これは
冷たい空気が流れ込んだ時に
象徴的な景色です。
 
ただ、土曜日に出ていたのは、
これとは反対のタイプで
梅雨時などによくみられる
移流霧というタイプでした。
 
冷たい川面の上に
暖かく湿った空気が流れ込んで、
川面付近の冷たい空気で冷やされて出る
タイプです。
 
朝は
けっこう分厚い霧になっていた所もあり、
昼過ぎになっても、
川面近くで漂って
なかなか消えませんでした。
 
この移流霧は
放射霧と違って
消えにくいのも特徴的です。
 
土曜日は、雨が
いったん昼前には止んできた所が多いものの、
串間付近にはしつこく残りました。
 
また、夕方になって
再び雨雲がかかった所もあります。
 
きのうは、
金曜日の予想と違って
雨雲が午後になってかかってきました。
 
完全に再び前線が強まるタイミングが
ズレたようです。
 
停滞前線型の時は
よくあるズレですね・・・
 
一旦日曜日の夜に雨雲が抜けて、
またきょうの午前も
早朝にかけて
所々に雨雲がかかりました。
 
土曜日に
ゆっくりと九州付近を南下した前線は、
日曜日は、九州のすぐ南に停滞し、
その影響でぐずついた天気になり、
さらに、きのうからは
前線の北側になったことで
昼の気温が上がりにくく
冷たい風に変わってきています。
 
きのうは
朝から昼にかけて
やはりほぼ気温が横ばいで経過し、
きょうは寒気の流れ込みによって
日差しが戻っているにもかかわらず
昨日よりも低めの昼の気温になりました。
 
風自体もやや強めで
寒気の南下を感じさせます。
 
ほぼ平年並みの最高気温に戻ってきました。
 
ただ、今週のこの寒気は
どうやらジャブです。
 
 
今週は、あす以降も、
平年並み程度の寒気が入った状態が続き、
金曜に少し強まりますが、
ココまではまだジャブでしょう。
 
この時期らしい寒さが続いて、
土曜日まで晴れやすい予想ですので、
再び空気も乾燥してきそうです。
 
日曜日から月曜日くらいに
南岸低気圧が通過した後、
かなり強い寒気の南下がありそうな
予想になってきました。
 
まだブレの範囲が大きいですが、
数年に1度とか、
観測史上云々とか、
そのレベルの予想が出る
資料もあります。
 
まだ先の予想ですので
ズレる可能性はありますが、
来週、火曜日頃を中心に
かなり寒くなる可能性がある、
ということを
頭に入れておいてください。
 
なお、日曜日から月曜日の
南岸低気圧のよる
首都圏の雪の影響についても
首都圏方面に行く予定のある方は
今後確認するようにしておくのも
おススメしておきます。
230116_1
土曜日の朝の
厚めの移流霧がかかった
大淀川下流域
230116_2
土曜日昼過ぎに
まだ移流霧が
一部残っていた
大淀川下流域

投稿月