急な発達した雨雲に注意を

ノダっち

22年9月2日(金) 17:16

台風11号は、
先島諸島の南で動きが遅くなっています。

おおむね予想通りの動きですね。

雲のきれいな形は崩れましたが、
引き続き非常に強い勢力で、
さらに、熱低の雲も巻き込んで
雲の範囲が広がっています。

これによって、強風域の広さが
きのうの昼に比べると
280キロほど直径が広がりました。
きのうの朝に比べると
500キロほど大きくなっています。

形を崩して勢力を弱めたのは
動きが遅くなって
海面をかき混ぜて海面水温が下がったり、
大陸から張り出す高気圧などの影響が
あるのではないかと考えられますが、
今後は、次第に北上するとともに、
海面水温が高い所を北上し、
高気圧の影響が小さくなることで
再び発達する可能性もあるようです。

あさってには東シナ海に入ってくる見込みで、
少なくとも月曜日までは
非常に強い勢力で北上しそうです。

きょうの予報円の中心線付近を進めば、
県内は暴風域に入りにくそうですが、
東にブレてきたり、
今後の再発達で暴風域が広がるなどすると、
その可能性も捨てきれませんので、
暴風域に入る可能性が高くならないかどうか
気象台が発表する情報などで
確認していきましょう。

なお、あすのMRTラジオの
ドッキングラジオに出演予定で、
その中で、明日時点の最新見解も
お伝えできるかと思います。

ご確認ください。


一方、気になるのは、
台風が離れていても、
急に雨が強まるケースです。

去年9月の台風14号でも、
台風が離れていた時に、
動かいない前線があって
さらに湿った空気が流れ込んで
宮崎市の内海付近で
局地的な集中豪雨が起きました。

こういったケースの発生が心配されます。

ただ、これの予想はなかなかに困難です。

今夜からあさって日曜日にかけては、
こういった
局地的に発達した雨雲が
急にかかり続けるような現象に対して
要注意です。

気象台では、
日曜日以降は警報級になる可能性が
高くなったと
警報級の可能性「高」も
発表されています。

土壌雨量指数が
ジワジワと悪化してくることになりそうです。

特にこのタイプは、
沿岸線よりも少し内陸に入った地域ほど
総雨量が多くなりやすい特徴もあります。

雨雲を注意深く見ておく必要があり、
一般の方におかれましては、
気象台が発表する警報を確認するとともに、
激しい雨が連続してきた時には
キキクルを確認するようにして下さい。


月曜日から火曜日は、
台風が近くを通るほど荒れて
雨も強まりますが、
朝鮮半島に近い所を
通るようなケースになれば、
県内への影響は限定的になりそうです。

このあたりは、今後の進路の予想を
注意深く見ていきましょう。


なお、日曜日までは
おとなしく自宅で感染対策をし、
月曜日まで私自身に異常がなければ
再び出勤できる見込みですので、
月曜日に
直接お知らせできるように頑張ります。

220902
きょう正午の衛星画像
(気象庁HPより)

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