前線南下とともに

ノダっち

22年8月18日(木) 16:49

昨夜も
九州北部には
発達した雨雲がかかって
ひやひやするような
雨雲の状況でした。

ただ、前線の南下に伴って
雨雲の帯に停滞性が小さく
同じところでの急激な
雨量の増加にはならずに済んでいます。

一方、南下してくる雨雲は
徐々に弱まる傾向で、
県内でも心配していた
雨雲の発達はありませんでした。

この雲の南下によって
所々で弱い雨は観測していて、
日差しも弱まりましたので
暑さも昨日までより
さらにもう一段階、
落ち付いたところが多い
最高気温になっています。

とはいえ、湿度が高く
熱中症の危険度が
高い暑さになった所もあって、
こういう時は、
雲が多くても油断できません。

また、雲が多くて放射冷却が効かず、
前線南の暖かく湿った空気が入り、
けさにかけては
宮崎市付近の最低気温が27度台でした。

この夏一番の
寝苦しさを感じたノダです。

前線の南の雲は
高気圧の中に南下してきたことで
発達が抑えられたのでしょう。

さらに、前線自体も
高気圧の中に南下してくることで
活動を弱めてきているようです。


前線は
あすにかけて九州南部付近に
弱まりながら南下してきます。

この影響で雲が多めですが、
前線がさらに弱まるため
雨もさらに弱くなりそうです。

今日より日差しが増えて、
その分、さらに
きょうより暑くなるでしょう。

再び猛暑日になる所がありそうです。

また、朝にかけての蒸し暑さも
南部平野部を中心に続く所があります。

昼間は
県内各地での熱中症に警戒が必要ですし、
熱帯夜が予想される地域は
寝ている間の熱中症にも
お気を付けください。

周囲の体力が弱い方への
声掛けもお願いします。

一方、山沿いを中心に
あすも所々でにわか雨もありそうです。

急な強い雨や
落雷、突風の発生にご注意ください。


あさって土曜日は、
高気圧や前線の予想的に
いったん晴れやすくなりそうに見えますが、
日曜日にかけては、
別の前線の南下がありそうですので、
再び不安定になるでしょう。

ただ、この次に南下する前線も
高気圧の中に降りてくるため
今のところ、降っても
限定的な雨の予想です。

その後、月曜日から火曜日頃は
一旦前線が離れて
晴れやすく、
その分、暑さが厳しいでしょう。

来週の後半は
南海上が前線帯になりそうです。
(あるいは低圧部?)
このあたりは、まだよくわかりません。

なお、きょう発表された一か月予報は
27日からの一週間は
平年より曇りや雨の日が多い予想です。

来月3日からの2週間は、
平年並みに晴れる日が多い予想ですが、
太平洋高気圧が後退していくような
資料になっているように見えますので
南海上の雲がまとまらないか、
動向に注目していきましょう。

いずれにしても
2週目の気温が平年並みか平年より高く、
3週目と4週目は
平年より高い予想です。

南からの暖かく湿った空気が入りやすく、
まだしばらく残暑との戦いが続くでしょう。

運動会の練習などでの
熱中症対策も必要になりそうです。

220818_1
朝の宮崎市の空
220818_2
昼過ぎに
通り雨が過ぎた直後の
宮崎市の空

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