太平洋高気圧様のお出ましです

ノダっち

22年8月1日(月) 18:00

予想通り

台風5号の影響は限定的でした。
 
台風の北や東にあった雲も、
衛星画像で観て心配したほど
雨雲としてのまとまりは無く
雨の量としても
100ミリを超えて
大雨にはなったものの、
急激に危険度が増すほどでは
無かったかと思います。
 
平野部など
晴れ間も結構ありましたね。
土曜日にあれほど晴れるとは・・・
 
ただ、
日曜日になって
土砂崩れが起きた所もあり、
ジワジワと土壌雨量が悪化した所も
あったようです。
 
日曜日の昼頃からは
国富付近での雨雲発生を発端に
西都~美郷~椎葉付近に
かなり細い線状降水帯が出来ました。
(気象庁が線状降水帯として
 発表する基準には満たない
 かなり細く局地的なもの)
 
解析雨量では3時間150ミリの格子があり、
県の雨量計で3時間160ミリ
観測した所もあったくらいです。
 
この雨の影響で
日曜日の午後になって
(一旦気象台が注意レベルに
予想を下げた後で)
土砂災害警戒情報が
西都と美郷に出ました。
 
このタイプの
細い線状降水帯の発生を予測するのは、
今の予測技術では、無理です。
 
危険性という面では、
土曜日の夜以降常にあった、
という状況が
日曜日にかけて続きましたので、
ノダ自身は、常時雨雲の監視を
続けていたのですが、
日曜日の午前までに入ってきた
ややまとまっている雨雲は
逆に継続的な強まりにならずに、
雨雲の流入が減った後で
局地的に発生しましたので、
なかなか難しいものでした。
 
 
一方、沖縄付近にあった熱低を
気象庁が日曜日の12時に
台風6号に格上げしています。
 
こちらも、なんだかなぁ??
という台風です。
 
4号、5号に続き
6号もギリギリ台風で
東シナ海を北上しています。
 
ん~~~・・・・
 
です。
 
衛星可視画像で見ると、
下層の雲の渦巻きは見えますが、、、
 
今夜までには
熱低に変わる予想となっています。
 
5号も6号も、
北に向かっていくのに、
すごい速さでした。
 
5号は時速55キロが出ていましたし、
6号も時速45キロになっています。
 
それだけ、いま、
太平洋高気圧の縁で早い風が吹いていて
それによって
不安定な天気になっていますし、
台風が発達しにくかった要因でしょう。
 
一方、6号も5号も
九州に上陸するコースではありません。
これは、九州付近まで
太平洋高気圧が張り出している
ことも示しています。
 
このため、コンピュータの予想よりも
晴れ間も出たのでしょう。
 
ただ、まだ周辺部で
湿った空気の流入も強くて
けさまでは
にわか雨が起きやすくなったのですが、
昼頃に外に出ると
東の空の青いこと!!
 
この青さは、まさに太平洋高気圧の
強い部分がやってきたときの青さです。
 
上空の高い所から
下層まで下降気流が卓越するために
空気中の水蒸気が少なくなって
青が濃くなります。
 
さらに、この先、今週は
九州付近でも高気圧が強まってきそうです。
 
 
一方、きょうも
朝は広い範囲で晴れているものの、
所々に雨雲も発生しました。
 
こういう天気の時は
朝や夕方に虹が見えやすくなります。
 
けさは、各地で見られたでしょう。
 
きのうの
ミニ線状降水帯の同じ位置にも
昨日のような強い雨雲でないものの、
弱い雨雲の線が出来ています。
 
風が山に当たって上昇して雨雲を作って
それを運びやすい環境があるのでしょう。
 
ただ、日差しもしっかり出ているため
今日も蒸し暑くなっていて、
午後は、太平洋高気圧も強まってきて、
痛いくらいの日差し
感じるようになってきました。
 
 
あすは、さらに太平洋高気圧が
県内をしっかりと覆ってくるため、
さらに雨雲は減ってきて、
青空の方が多くなってきそうです。
 
虹は、きょうに比べると
表れにくくなるでしょう。
 
ただ、山沿いを中心に
夕立の可能性もありますので、
山沿いでは見えるかもしれません。
 
一方、きょうより良く晴れて
にわか雨が減ってくる分、
暑さが強まるでしょう。
 
所によって
猛暑日くらいになってきそうです。
 
昼間の熱中症予防はもちろん、
平野部や南部は
朝にかけての熱帯夜の所も多く、
昼夜を問わずに
熱中症予防を心がけましょう。
 
 
今日の資料だと、そのまま
木曜日ごろまで太平洋高気圧が強く、
金曜日から土曜日ごろは
やや高気圧が弱まるため
また
にわか雨が起きやすくなるかもしれません。
 
新しい予報の確認もお願いします。
220801_1
けさの虹祭りの虹
220801_2
きょう昼過ぎの
太平洋高気圧を感じた
青空
220801_3
土曜日朝の青空

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