熱低は発達遅れ中ですが・・・

ノダっち

22年7月28日(木) 17:24

宮崎の夏らしい空でした。

 
不安定ですが、
東から湿った空気が入る、
太平洋高気圧の南側になった時の
宮崎の空はこんな感じになります。
 
青空と局地的な雨雲と、
少し熱帯地域の雰囲気も
感じられるでしょうか。
 
太平洋高気圧の南側は
亜熱帯的な空気ですので、
そうなるのです。
 
その空気が東から入ってくるので、
県内の所々で雨雲が発生しています。
 
一方で、東から
まとまった雲が無いときには、
きょうのように
しっかり晴れ間が出るのも、
このパターンです。
 
コンピュータが
やや過剰に雨を予想しやすい傾向もあり、
きのう、晴れ間もある、
とお伝えしたのですが、
それよりも増して
晴れ間が多くなりました。
 
しっかりの日差しで
暑さが強まっている所もあります。
 
 
一方、マリアナ諸島の熱帯低気圧は
なかなか台風にならず、
太平洋高気圧の縁で
上空の風が吹いている所に
熱低の雲があるため、
上空の風に雲が流されて、
台風として渦をしっかり巻けなくて
発達が遅れたようです。
 
この先も、
上空の風の流れがしっかりある所で
風に流されて進みますので、
台風としての発達は
それほど強くない予想になっています。
 
きのうもOAでもお伝えしましたが、
台風本体の影響は限定的でしょう。
 
海にはウネリが入っていて、
あす以降は波が高くなってきますので、
注意が必要です。
 
また、そこそこに
注意報レベルの風は吹くかもしれません。
 
一方、台風の北にある雲が
台風よりも先に北上してきて
かかってくるでしょう。
 
今夜以降は、雨雲が増えてきて、
あすはきょうよりは
晴れ間が減ってきそうです。
(天気マーク的には
 晴れ間が無さそうに見えますが、
 日が差すことはあると思います。
 日が差しても油断できない空です)
 
とくに、あすの夜以降は
発達した雨雲が入ってくる可能性があり、
あさってにかけて大雨なる恐れも考慮に入れて
最新情報をご確認ください。
 
台風が東シナ海に抜けた後も、
県内には、東からの
湿った空気の流れ込みが続くため、
総雨量が多くなる所もありそうです。
 
日曜日も、(土曜日の雨の降り方にもよりますが)
念のため、最新の大雨に関する情報に
注意が必要になるかもしれない、
と思っておいてください。
 
ただ、日曜日になると、
また雲の隙間が増えて、
晴れ間が増えてくる可能性もあります。
 
 
一方、月曜日以降は、
今日の資料だと
太平洋高気圧が強まってきそうな
予想になってきました。
 
特に来週中ごろ以降は
夏空が広がりやすくなる可能性もあります。
 
きょう発表された一カ月予報だと、
この先一カ月は、
平年並みに晴れる日が多い予想です。
 
とくに6日からの一週間は、
平年よりも晴れる日が多い、
という予想になりました。
 
ココは太平洋高気圧がしっかりと覆ってきて、
暑い日が続くでしょう。
 
熱中症への警戒が一層必要になりそうです。
220728_1
朝の
南国感満載の空
220728_2
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)
(ピンクと緑の丸は
ノダが加筆)

ピンク丸の中の雲が
台風になる見込みの雲。

その北にある雲が
あす以降、次第に
流れ込んできそうです。

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