前線がちゃんと書かれました

ノダっち

22年7月14日(木) 16:50

きのうは、
隠れた前線として紹介しましたが、
きょう気象庁が発表した
今夜以降の予想天気図には、
前線がちゃんと書かれてきました。
 
正式に梅雨末期な形です。
 
前線の南には、
暖かく湿った雨雲の素の空気が
たくさん流れ込んでいます。
 
さらに、前線の北側には寒気もあって
こういうパターンの時は
コンピューターの予想以上に
雨雲が発達することがあるため、
注意しています。
 
また、この時に
前線の南北の動きが遅くて
同じような所に
数時間とどまるようになると、
これが最も恐れる事態です。
 
とくにあすの夜以降の
雨雲の状況には
十分に注意していきましょう。
 
そして、このパターンは、
すごくたくさん雨が降る地域と
あまり降らない地域の差も激しく、
その地域をキッチリと予測するのも
なかなか難しかったりします。
 
順調に前線が動いて、
心配が杞憂になることを願っていますが、
寝ている間に、
激しい連続した雷の音や
激しい雨の音などで目が覚めたら、
確実にキキクルを確認したり、
気象台からの注意報・警報の
発表状況などもご確認ください。
 
また、あすも
最新情報をもとにお伝えします。
 
 
きょうも、午前から
各地で晴れ間が出ていて、
しかも西風になりましたので、
予想通りに
平野部を中心に気温が上がっていて、
宮崎(気象台)で36度まで上がって
体温並みになりました。
 
午後3時現在では、
きのう予想されたほどの雨雲は
まだ南下してきていません。
 
 
予想がズレていますので、
この先の雨雲の予想も
ちょっと信頼度は低いです。
 
このようなときは、
実際に発生してくる雨雲に
注目していく必要がある、
ということになります。
 
大きな予想の傾向としては、
梅雨前線(的なもの)が、
あす、九州付近を
ゆっくりと南下してきて、
明後日の日中に、
南に離れていきそうです。
 
とくに、この前線のすぐ南で
発達した雨雲は
出来やすくなる傾向があります。
 
前線の南側は、
南西からの風が吹いてきますので、
基本的には九州山地、霧島山地の
西側、南西側で雨雲が発達しやすく、
山を越えて県内に入ってきます。
このため、県内では
西側の地域や霧島山地に近い地域ほど
発達した雨雲が
かかりやすくなる傾向です。
 
とくに前線が近くなると、
平野部にまでしっかりと
雨雲が流れ込むこともあります。
 
あすは、雨の時間が増えますので
きょうよりも暑さは収まりますが、
温かく湿った空気の流れ込みもあるため、
熱中症には注意しておきましょう。
 
上にも書いたように、
とくにあす夜から明後日の朝にかけて
前線が近づくタイミングを中心に
発達した雨雲の発生にも要注意・警戒です。
 
 
土曜日の日中は
前線が南に離れていって、
次第に天気が回復し、
日曜日にかけても晴れ間があるでしょう。
 
天気が回復すると、
また暑くなりますが、
前線の北側になりますので、
朝晩の蒸し暑さは
少し弱まりそうです。
 
その後、月曜日以降は、
南の太平洋高気圧が強まってきて、
だんだんと梅雨前線を
押し上げていく予想で、
その過程で、火曜日頃は
北上しきらずに前線の活動が強まると
雨がまた強まる恐れもあります。
 
一方、来週後半以降は、
不安定でにわか雨の可能性があるものの、
だんだんと夏空も見えてきそうな
資料になってきました。
 
一方、
きょう発表された一ヶ月予報では、
23日から来月上旬は、平年並みに
晴れる日が多い予想になってきました。
 
次の週末、23,24日辺りで
2度めの梅雨明けとなりそうな
気配を感じています。
 
来週、また詳しく見ていきますが、
もう少しです。
220714
昼前の青空

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