梅雨末期の形

ノダっち

22年6月24日(金) 17:00

梅雨前線は

九州の北でじわっと南下してきています。
 
梅雨末期のです。
 
あすにかけて、資料は
それほどの大雨を予想していません。
 
が、そんなときに
不意を突いて雨雲がまとまることがあるのが
この梅雨末期の形です。
 
とくに、いったん気温が上がった後は
油断できません。
 
最新の雨の状況に注意して、
いつもと違う雨の降り方、
夜中に雷の音で目が覚めたり、
景色が霞むような雨の降り方が
1時間以上も続くようなときには、
キキクルの確認などを
 
 
きょうは、梅雨前線が
九州の北でやや南下傾向になる中、
南からの太平洋高気圧の
張り出し状況が変わっていないため、
等圧線の間隔が
やや狭くなっていました。
 
このため、きょうも
南西から風が吹きこんでいて、
しかも強めに吹いている所もあります。
 
この風が、
きょうのOAでも解説をした
フェーン現象も発生させて、
きょうも朝からの日差しが多かった
平野部を中心に気温が上がりました。
 
最高気温は、
35度に届いた所がないものの、
宮崎空港で34.8度、
延岡で34.7度、
延岡の古江で34.4度、
宮崎の気象台で34.1度など
35度近くまで上がっていて、
この時期にしては、十分すぎる暑さです。
 
宮崎は、3日連続で
今年一番の暑さも更新しています。
 
 
今夜からあすにかけては、
上に書いたように
山沿いを中心に雨の降り方に要注意です。
 
今のところ、九州南部は
前線から離れていますので、
県内でも影響を受けやすいのは
北部の山沿いが中心になる見込みですが、
このパターンでは、
南に離れていても
雨雲が発達することがある点を
念のため、気を付けておいてください。
 
一方、あまり雨雲が
南部でできてこなければ、
あすも、平野部(特に南部)は、
晴れ間が覗く可能性もあります。
 
その場合、予想よりも
気温が上がってくるでしょう。
 
やはりあすも
熱中症に油断できません。
 
寝苦しい熱帯夜の所もあるでしょう。
 
あさっては、
梅雨前線が太平洋高気圧に突っ込んで
活動を弱めそうです。
 
引き続き、高気圧の周辺部で
湿った空気の流れ込みがあるため
山沿いを中心に
にわか雨の可能性があるものの、
平野部を中心に
だんだん晴れ間が増えてきて、
また暑くなるでしょう。
 
 
月曜日以降は、
上空の太平洋高気圧も強まってきます。
 
さらに、晴れやすくなってくるでしょう。
 
まだ資料に幅がありますので、
にわか雨の可能性が残りますが、
再来週以降の高気圧の見極め次第では
梅雨明けが発表されても
不思議ではありません。
 
その場合、かなり短い
九州南部の梅雨ということになります。
 
ただ、5月のあの雨が梅雨でなければ、
という但し書き付きです。
発表があったとしても、
8月末の修正にも注目しましょう。
 
月曜日にまたご確認ください。
220624_1
昼の宮崎市の空

夏らしい空ですが、
風がまだ強かった辺りは
まだ高気圧が
しっかりと覆ってきていない
ことを示していました
220624_2
朝の空

梅雨明けが近い時期の
空なのですが・・・

さてどうでしょう。

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