五ヶ瀬中等教育学校の「わらじ作り」

廣末隊員

21年5月6日(木) 13:20

隊員の廣末です!
 
お久しぶりです!3年ぶりのまなび隊復帰です!
宮崎の教育について、またこれから全力でお伝えしていきますので、
どうぞよろしくお願い致します。
 
 
さて、今回訪れたのは、五ヶ瀬中等教育学校
 
「野性味あふれる地球市民の育成を目指した教育活動」を展開しているということで、
どんな教育なのか、調査してきました。
 
 
五ヶ瀬中等教育学校では、特色ある授業を行っています。
それが、『グローバルフォレストピア探究』
 
教科の枠を超えて、五ヶ瀬を中心とした地域で自然や生活文化を体験するもので、
そこで生まれた問いや見つけた社会の課題に対して、実践と探究を繰り返すことで
五ヶ瀬中等教育学校での6年間を通して、 自ら解決を図る学習です。
 
その中の恒例行事として行われているのが、「わらじ作り」です。
 
この「わらじ作り」は、生徒たち自身が田植えし米を収穫した後の稲わらを使って
わらじを作るものですが、単なる体験活動に終わることなく、五ヶ瀬地域で営まれている
稲作や畜産業・林業との関わり、文化を継承するために必要な地域コミュニティーの在り方
などを学ぶ機会となっています。
 
この日は、地元の農家の方たちがわらじ作りの指導に訪れ、生徒たちと色んな話をしながら
1日かけてわらじを作りました。
 
 
1年生の頃から毎年作っていることもあり、6年生の手つきは慣れたもの!
あっという間にわらじを編んでいきます。
 
そんな上級生に下級生も作り方を教わりながら、みんなで協力して、自分のわらじを
自分の手で作りあげていきます。
 
私も一緒にわらじ作りに挑戦しました!
手と足の指を使ってわらを交互に編みこんでいく難しい作業でしたが、
形になっていくにつれて、没頭して作っていました。
 
 
そして、手作りのわらじが完成!
生徒たちは、自分なりのアイデアも加えながら、思い思いの形のわらじが出来ました!
 
後日、生徒たちは、自分で作ったわらじを履いて、地域を巡る遠足に出かけました。
 
この体験を通して、日本の伝統文化を受け継ぐことの大切さと意味を学ぶことができた
生徒たちは感想を話してくれました。
 
この模様は、5月8日(土)夕方4時45分からの
みらい・みやざき まなび隊 で放送します。
 
是非ご覧ください!!

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