あなたのおすすめ本は何ですか?
17年12月22日(金) 11:23
隊員の宇田川です!
今回私は、県立図書館に行ってきました!
宮崎県では、「日本一の読書県」を目指して、
県民全体の読書の振興を図る様々な取り組みを行っています。
この日、県立図書館で「日本一の読書県」を目指した関連イベントが開催されました。
そのイベントとは、
「私のすすめるこの一冊~高校生の声~」です。
事前公募によって選ばれた4人の高校生に、自分の「おすすめ本」について発表してもらい、
その後、伊藤名誉館長との対談を通じて
読書の素晴らしさを味わいましょう!というイベントでした。
まず、歌人でもある県立図書館の伊藤一彦名誉館長が、
「私と本の出会い」と題して講話しました。
このイベントには、高校生565人の応募があり、
県立図書館職員による審査及び伊藤名誉館長による最終審査を経て
入選者10人が選ばれました。
今回は、その中から4人が発表しました。
延岡高等学校 2年生 黒木寧乃さんのおすすめの本は、
重松清さんが書いた「十字架」
いじめの代償といのちの重さについて考えさせられる作品。
宮崎南高等学校 1年生 肱岡由杏子さんのおすすめの本は、
さだまさしさんが書いた「風に立つライオン」
主人公が自らの大切なものを犠牲にしてまでも命を救い、人の痛みに優しく寄り添う姿が印象的な作品。
五ヶ瀬中等教育学校 4年生 澤田若菜さんのおすすめの本は、
佐野徹夜さんが書いた「君は月夜に光り輝く」
生と死に密接した話で、普段何気なく生きていたら考えない生と死について、考えながら読んで欲しい作品。
延岡しろやま支援学校高等部 1年生 橋口侑果さんのおすすめの本は、
井上美由紀さんが書いた「生きてます、15歳。」
本に描かれた障がいに負けずに生きる家族と、橋口さん自身が重なる作品。
以上の4作品を発表しました。
会場には「生きてます、15歳。」の作者の井上さんが出場した
盲学校弁論大会で審査員を務め、
井上さんとも面識があるという、歌人の俵万智さんの姿がありました。
そこで急遽、俵さんも対談に参加しました。
このイベントで、高校生たちは学生生活を題材にした作品に興味を持ち、
さらにそこで「命」や「生と死」について考えていることを知りました。
意見をまっすぐ発表する姿に、高校生たちは私たち大人が思っている以上に大人で、
いろいろなことを本から吸収しようとしているのだと感じました。
そのような本に出会えた子たちは幸せですよね!
多くの学生・社会人に、このように人生を豊かにしてくれる本と出会ってほしいです。
読書に対する高校生の熱い思いが伝わるトークセッションでした!
この調査の模様は、12月23日 午後6時50分~の
「みらい・みやざき まなび隊」をご覧ください!!
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