宮崎で南極越冬体験!?

宇田川隊員

17年6月23日(金) 10:43

飯野高校で、ある特別授業が行われるということでやってきました!

その特別授業とは、「南極くらぶ」による遠隔授業

飯野高校と東京を繋ぐのが、NECネッツエスアイとNTT西日本が構築した
遠隔授業システム「スムーススペース」です。



地域にいながらさまざまな視点の学習活動を行い、都市部とのハンデを解消し
生徒の学習の幅を広げることができます!


まずは、地元の小学生が参加してスタート!

今回は「南極くらぶ」ということで、講師の田村芳隆さんに東京から南極の話をしてもらいました。
田村さんは、南極観測隊員として、2度にわたり南極でおよそ1年間ずつ生活しました!



田村さんは、南極での生活や自然科学の様子を動画を交えて紹介しました。
ほとんどタイムラグのない、臨場感のある授業でした!



そして授業の中で、南極の氷の話に。
地球上にある氷の約90%が、南極大陸にあるといわれています。

その南極の氷を直接見せてもらえました!
南極大陸の氷は、雪が積もって積もって押しつぶされて氷になるそうです。
すると、雪が氷になるので空気が入って、氷の中に気泡が入っているのです!



今回の氷は、約1万年~2万年前に降った雪が氷になったもの。
そこに水を注いで、耳をすませてみると・・・



普通の水なのに、パチパチと炭酸水のような音がします!
子供達も驚きながら、音を聞いていました!





また、南極越冬隊員が厳しい冬を乗り越える時に着る「羽毛服」も見せてもらいました!
実際に着ることも出来ます!!



「わー!重い!!」「あったかい!」

と、興奮した様子でした!!


小学生の部の後は、飯野高校生が授業に参加します。
田村さんは、より専門的な南極観測隊の活動を語ってくれました!



質疑応答では、いろいろな質問を田村さんに投げかけました。

最後に田村さんから、
「夢は、諦めなければ叶う」というメッセージが送られました。

自分の知らない分野の話を、遠隔授業で深く聞くことができ、
将来の夢の選択の幅が広がったのではないでしょうか。


調査の模様は、6月24日(土) 夕方6時50分~の放送を是非ご覧ください♪
約1万年~2万年前の空気の音に、びっくりされると思いますよ!

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