山崎隊員

宮崎西高校の「きみろんComp.」

山崎隊員

22年2月25日(金) 10:20



文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されている宮崎西高校
日頃から、先進的な理数教育に取り組んでいます。

その中から今回は、理数科の1・2年生が取り組んでいる「きみろんComp.」を調査してきました!



「きみろんComp.」は、別名「計算機実験入門講座」とも呼ばれ、パソコンの 表計算ソフトなど を使ってデータ処理やプログラミングを学ぶ講座です。理数科の1・2年生が、1日7時間の講座を全部で10回受講します。毎回、例えば「ブロック崩しゲームの制作」といった課題が与えられ、表計算ソフトなど を使って課題に取り組みます。
指導するのは、物理を担当されている溝上俊彦先生。オリジナルのテキストも執筆されました。





こちらが、授業風景。1人1台自分のパソコンを持ち込み、テキストに沿って作業を進めていきます。ただ、テキストに書いてある通りに進めても、PCの機種の違いなどによって、細かい数値の調整などが必要なため、このように生徒たちが自然と話し合ったり、教え合ったりする姿が何度も見られました。



私も実際に体験させていただきましたが、標準の 表計算ソフトなど を使ってゲームを制作したり、難しい計算実験を行ったりと、プログラミングの基礎をわかりやすく楽しく学ぶことができました。



このように、”主体的に””楽しく”  プログラミングなどを学習する「きみろんComp.」。
実際に学んでいる生徒は、「基礎基本をしっかり積み上げて、論文などを作成するときにうまく活用したい。将来は、理数系の高校の先生になりたい。」と頼もしい表情で話してくださいました。

「きみろんComp.」で学んだことを生かして、夢に向かって思い切り羽ばたいていってほしいです!

「きみろんComp.」の詳しい模様は、
2月26日(土)午後3:15~ 放送の
みらい・みやざき まなび隊 でぜひご覧ください。
(いつもと放送時間が異なりますのでご注意ください!)

MRT宮崎放送の公式YouTubeにも後日アップ予定です!

より良い授業を目指して!県教連研究発表大会

山崎隊員

22年2月18日(金) 11:23

今回は、宮崎市の県教育研修センターを拠点にオンラインで行われた、
「県教連研究発表大会」を調査してきました!



「県教連研究発表大会」とは、県内の各教育委員会に設けられた教育研究所が、教育に関する様々な研究を発表する大会です。今回で39回目を迎えます。
どの教育研究所も、地域の子どもたちの実態に即して、より良い授業づくりを年間を通じて熱心に研究。その成果を発表し合います。

まずは、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの豊福晋平准教授が、「2030年代の公教育の展望と教育情報化」と題して講演を行いました。



その後、3つのオンライン会場が設けられ、各地の教育研究所が研究成果を発表しました。私も見学させていただきました。一部分ですがご紹介すると・・・

・串間市教育研究所
2学年が同じ教室で学ぶ「複式学級」を導入している串間市は、複式学級におけるICTの有効的な活用方法を研究。指導者が片方の学年に指導している間、もう片方の学年がタブレットで前回の授業の復習をするといった形をとることで、子どもたちにより良い学びを提供できると提案しました。

・門川町教育研究所
子どもたちに、1人1台タブレットPCが配布されたことを受け、タブレットPCを授業で有効的に活用する方法を研究。職員への研修も行い、学年や教科に関係なく、タブレットPCを活用した様々な実践例を報告しました。





研究発表を聴いた参加者の方は、「すぐにでも授業の改善に生かせるような事例をたくさん学ぶことができました。」と充実した表情で話していました。


今回の研究発表大会を調査して、
学校での日々の授業の裏には、研究所の皆さんのこうした熱心な研究・努力が重ねられていたことを学びました。
新型コロナをはじめ、教育の環境が目まぐるしく変化していく中、こうした研究がより良い授業づくりにつながっているのだと感じました。


研究発表大会の詳しい模様は、
2月19日(土)午後4:45~ 放送の
みらい・みやざき まなび隊 でぜひご覧ください。

MRT宮崎放送の公式YouTubeにも後日アップ予定です!

妻高校でICTを活用した発表会

山崎隊員

22年1月28日(金) 17:42

先日、西都市の妻高校で行われた、2年生による発表会調査してきました!
 
 
総合的な探求の時間の一環で、2年生が複数のグループに分かれて行われた今回の発表会は、大きく2つのポイントがあります!
 
1つ目は、西都市が抱えている課題を生徒たちが自ら見つけ、SDGsの視点を用いて解決策を提示するというところ。市役所や地元の商工会の方などがメンターとして参加し、各グループにアドバイスを行いながら、今日の発表に向けて準備してきました。
 
2つ目は、ICTを活用して採点結果を即座に集計し、円滑に発表会を運営したところ。GoogleフォームやGoogleスプレッドシートを用いることで、メンターの方や発表を聞く生徒の評価を瞬時に集計することが可能となりました。
 
 
まずは3か所に分かれて予選会です。
 
 
各会場の上位1位のみが決勝に進むことができます。
予選を前に、あるグループにインタビュー。「自分たちがやってきたことをしっかり伝えたい」と意気込んでいました。その後見せてくださったのが、このタブレット。採点だけでなく、発表の準備の段階からメンターの方と専用チャットを用いて綿密にやり取りしてきたそうです。
 
 
決勝に進んだのは、以下のテーマを掲げた3つのグループ。
 
・西都市の子ども食堂をたくさんの人に広めるには?
・西都市で交通事故が起きないようにするには?
・西都市の高齢者の方々がより良い生活を送るには?
 
 
発表会の運営は1年生が行いました。先輩たちの発表を間近で目にし、来年の発表に向けて気持ちを新たにしていました。
 
優勝 は、子ども食堂について発表したグループ調査だけにとどまらず、構内に食材回収BOXを設置し、集まった食材を子ども食堂に寄付した行動力が評価されました。おめでとうございます!
 
 
この発表をはじめ、どの発表も地域の課題に向き合い、それらを解決しようという生徒のみなさんの努力がとても伝わってきました。
ぜひ、今回の発表だけにとどまらず今後につながっていってほしいと思います!
 
発表会の詳しい模様は、
1月29日(土)午後4:45~ 放送の
みらい・みやざき まなび隊でぜひご覧ください。
 
MRT宮崎放送公式YouTubeにも後日アップ予定です!

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