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番組審議会

平成31年3月12日(火)

番組審議会

19年3月27日(水) 17:14

1.開催日  平成31年3月12日(火)

2.議 題  JNN九州沖縄ドキュメント
       ムーブ 見えない貧困~子供のために社会ができること~
         (平成31年1月27日24:50~25:20放送)

3.議事の概要

第562回番組審議会は、3月12日MRT本社で開催されました。
はじめに、宮崎放送の津隈社長が挨拶に立ち、「MRTは今年、開局65周年を迎えました。私が入社した40年前と比べ、若い管理職が多いというのが最近の傾向です。働き方改革が課題となっていますが、若い管理職にプレイングマネージャーとしてリーダーシップを発揮してもらいたいと思います」と述べました。

【委員の批評概要】
  
*貧困問題は非常に難しいテーマで、こうした社会の影の部分に目をむけることは報道の義務であると思う。しかし、番組に出てきたシングルマザーの方がなぜ貧困になったのか原因が分かりにくい気がした。番組全体を通して、同情的でなく、中立的に作られている印象を受けた。
*日本の子どもの7人に1人が貧困という事実は衝撃的だった。宮崎県の県民所得は全国でも3番目に低く、離婚率も2番目に高いので、宮崎の子どもの貧困率はさらに高いのではないかと思い、さらに衝撃を受けた。
*「子供のために社会ができること」というテーマに取り組んだことはとても意義があることだと思う。一方、元受刑者や元ホームレスの人たちの話は、子供の貧困と話がつながらず、テーマの焦点化が弱くなったように感じた。
*貧困問題の存在については理解していたが、映像で見ることで改めて意識することが出来た。民間や社会で支えていく中で、行政の果たす役割は大きいと思うので、行政の取り組みも必要だと思う。
*貧困の連鎖を断ち切るには、教育が大切だと強く思った。貧困と教育の連鎖をもう少し掘り下げると、番組として広がりがでるのでは。貧困や虐待という大きな問題は、今のうちに手を打たなければ日本は崩壊してしまうと思うので、今後もこうした報道に取り組んでほしい。