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番組審議会

令和6年度 番組審議委員 ※任期期間順

委員長
平野 亘也 氏
(株式会社宮崎銀行 特別顧問)
副委員長
加藤 学 氏
(毎日新聞社 宮崎支局長)
委員
柴田 博子 氏
(宮崎産業経営大学 法学部 教授)
委員
田代 くるみ 氏
(Qurumu合同会社 代表)
委員
米田 昌樹 氏
(旭化成株式会社延岡支社 延岡総務部長)
委員
新名 博徳 氏
(宮崎県農業協同組合 総合企画部 部長)
委員
久冨木 護 氏
(九州電力株式会社 執行役員宮崎支店長)
委員
迫田 哲平 氏
(医療法人マナビヤ 理事長)

番組審議会は、放送番組の適性を図るため、放送法に基づいて設置されています。
宮崎放送の番組審議会は、上記の8人の方を委員として委属しており、放送番組や番組基準などの審議を依頼しています。

番組審議会

平成23年2月8日(火)

番組審議会

11年3月2日(水) 16:34

1.開催日  平成23年2月8日(火)
 
 
2.議 題
MRTテレビ番組
「黒潮の恵み」
         (平成23年1月22日放送分)
 
3.議事の概要
 
第481回番組審議会は、2月8日(火)、MRT本社で開催されました。
審議会では春山社長が挨拶に立ち、「宮崎ではご存知のように、新燃岳の噴火、鳥インフルエンザの発生と、観光業において再びの試練となっております。鳥インフルエンザも全国的に発生しているのですが、なぜか宮崎だけに集中しており、これまでに11件の感染が発生しているということです。新燃岳の噴火につきましては、どうも長期化の予測がされており、降灰の被害やこれから先、土石流や火砕流などの恐れも心配であります。1日も早い宮崎県の災害回復に向かって、私たちも報道を中心として、色々な使命の中でしっかりとした仕事をしなければならないと思っておりますので、皆様方のご意見やご享受をいただきたいと思っております」と述べました。
 
【委員の批評概要】
 
*黒潮の流れに沿って、日本にある名所や名産品を紹介し、普及、促進しようとする番組として面白かったと思う。この番組では、海や、海岸の風景や、水中の景色、および滝や山の光景などが紹介されていて、全てを言葉につくせないほど美しいと感じた。
*最初に番組としてのテーマの説明が足りず、誰に向けて見てもらおうとしている番組なのかがずっと分からず、しかも中身がグルメのPRのような形になっているので、どういう層を想定して作ってあるのかが分からずに違和感を感じていた。
*黒潮の恵みということであれば、もう少し日本の民俗的な面を民俗学的な紹介の仕方があったのではないかと思う。
*黒潮ならではの海の幸を、その土地、特産物の時期を見逃さずに、うまく自然の風景とともに取材をしているところがとても良かった。黒潮にのって自然いっぱいの海の幸を満喫できる素晴しい番組だと思った。
 
 

平成22年12月14日(火)

番組審議会

11年1月17日(月) 13:42

1.開催日  平成22年12月14日(火)


2.議 題
MRT報道特別番組
「今そこにある危機 ~口蹄疫から見えた国の姿~ 」
                    (平成22年12月8日放送分)

3.議事の概要
第480回番組審議会は、12月14日(火)、MRT本社で開催されました。
審議会を担当する橋口常務が挨拶に立ち、「今年の私どもの最大の課題はデジタル化でありまして、それは、来年の7月24日に現在のアナログ放送が完全に終了できるかどうか、それと完全デジタル化に向かえるかどうか、ということです。今年の12月末までに、デジタル送信所を全部完成させ、2006年の鰐塚山の送信所から始まりまして、4年間で47局を作り終えました。45局が現在、本放送を開始しておりまして、2局が試験電波を発射中でございますが、今年中に本放送に切り替わり、放送側の体制は、ほぼ整ったということになるので、私どものほうは安心をしているところです。完全デジタル化になりますと、番組の作り方も変わってくるでしょうし、新しい時代の番組にどう立ち向かうのか、ということがこれからの課題になろうかと思います。」と述べました。

【委員の批評概要】
*番組そのものは、非常にわかりやすく、牛が罹患した数と出来事とを並べながら、我々が見ていて、時系列的に非常にわかりやすい気がしました。ただ、総集編として、期待していたものとは若干、中途半端なものでなかったかと思っている。
*今回、宮崎で起きた口蹄疫被害は、他の所でも起こる可能性はかなりあって、この番組は、全国で放送し、警鐘を鳴らすような事をしてもいい様な、素晴しい番組であった。
*この番組では、口蹄疫の進入経路、予防対策や教訓など、極めて重要な問題について、有益な情報が紹介されていると思った。
*もう少し、内容を整理し、組み立てをもっとしっかりとすれば、すっきりとしたいい番組になったと感じた。
*口蹄疫が発生した宮崎県の数少ない報道機関として、色々な機会を捉えて、いくつもの局面で、様々な角度から光をあてながら放送することは大切な事であるし、ゴールデンタイムで放送をしたことは非常にいい事であると思った。

平成22年11月9日(火)

番組審議会

10年12月2日(木) 15:05

1.開催日  平成22年11月9日(火)
 
 
2.議 題
JNN九州沖縄ドキュメント ムーブ
MRT制作『息子の眠る海へ ~大韓航空007便 追悼の炎~』
                    (平成22年10月28日放送分)
 
3.議事の概要
第479回番組審議会は、11月9日(火)、MRT本社で開催されました。
審議会では、春山社長が挨拶に立ち、「いよいよ、テレビのデジタル関係が完全地デジ化に向かって、残すところ8ヶ月をきりましたが、当社としては49局のデジタル中継局を建設しており、先日11月5日に平和ヶ丘のデジタル局の準備ができ、残るは、いよいよ1局ということになりました。あとは、高鍋のデジタル局、これはちょうど、MRTが幹事社になっていますけれども、これが出来上がりますと、私どもの地デジ化に向かった県内のデジタル中継局がすべて完成し、送信側の準備としては、今年度末をもってすべて完了することになります。残る課題は、受信側の問題や、難視の問題などが少しずつでてくるとは思いますが、予定通り放送の対応準備ができたということでご報告をいたします」と述べました。
 
【委員の批評概要】
*全体的に芸術性を求めた番組ということで、あえて色々な情報を入れずに、視聴者に考えるチャンスを与えるような作り方で、母親の愛の強さだとか、様々なことを考えさせる良い番組だった。
*岡井さんが涙ながらにいつも心の中にある想いを正直に語っている場面をみて、この母親の、悲しみでいっぱいの心がよく映し出されていて、大いに感動して涙を堪えることが出来なかった。
*印象的だったのが、サハリンの海に裸足で浸かって、「今、息子と同じ海の中にいる」といわれたことで、あるいは、以前、船をチャーターして、撃墜現場に行った時には、海へ飛び込もうと思ったという、息子の遺体が帰ってこなかったことの母親の辛さがひしひしと伝わってきた。
*人と人との繋がりというものの中に、非情な政治の世界、国際的な社会の力関係がうまく描かれていた。
*ギターや十字架、アメージンググレースという曲、海ざくろの作品など、非常に象徴的なものがぽつぽつと出てきて、それがすごく作品を引き立てていて、素晴しかった。 
 
 

平成22年10月12日(火)

番組審議会

10年10月26日(火) 10:24

1.開催日  平成22年10月12日(火)


2.議 題
MRT報道特別番組
「テレビが見つめた宮崎の50年」
                     (平成22年10月3日放送分)

3.議事の概要
第478回番組審議会は、10月12日(火)、MRT本社で開催されました。
審議会では、春山社長が挨拶に立ち、「総務省に片山新総務大臣が就任され、地デジについては、従来どおり粛々と進めていくとのお言葉です。地デジ受信機、テレビの出荷台数は、家電エコポイント効果もありまして、今現在、8,500万台という風にいわれております。総務省などが普及目標数値としておりました数値よりも600万台上回っているというデータでございますけれども、しかし、地デジ移行に関します浸透率は、まだ現在90%強ということで、来年の7月に現在のアナログ放送が見えなくなるということへの周知がまだ少し足りませんので、私たちも地デジの完全移行へ向け、受信者側への周知徹底を今後もしっかりやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」と述べました。

【委員の批評概要】
*50年間を1時間弱で振り返るということで、1つ1つが非常に駆け足で、ものによっては、やはりもう少し見たかったというものがいくつかあり、そういうものを他の番組で特集して欲しいと思った。
*大変懐かしい風景によって、郷愁を感じる映像であった。1時間番組であったが、MRTの社史であると同時に、宮崎の歴史を知らない若い世代に引き継げる希少な財産、映像でないかと感じている。
*番組の時代区分で、最初のところは草創期、カラーテレビになったときには成長期、84年からは成熟期で、そして、至近は地デジ化の新時代ということで、新しい時代の地デジということをアピールするために、若干、時代区分がわからないところがあった。
*MRTテレビのアーカイブスからの映像がたくさん紹介されていて、その中には、県の歴史について、非常に興味深い情報があると思った。
*番組のテーマの紹介方法が面白くなかった。50年間にわたる情報があれば、全てのことを万事紹介する必要はないと思った。        

平成22年9月14日(火)

番組審議会

10年9月29日(水) 14:13

1.開催日  平成22年9月14日(火)
 
 
2.議 題
MRT報道特別番組
『29万頭の命 ~口蹄疫100日間の闘い~ 』
                  (平成22年7月28日放送分)
 
3.議事の概要
第477回番組審議会は、9月14日(火)、MRT本社で開催されました。
審議会を担当する橋口常務が挨拶に立ち、「口蹄疫も8月末にやっと終息宣言が出たということで、復興、再生に向けた動きが始まりました。今日ご審議していただく番組は、4月20日に口蹄疫が確認されてからちょうど100日目、非常事態宣言が解除されました次の日にそのタイミングで放送した1時間番組です。放送してから1ヶ月半が経っておりますので、状況がいくつか変化してきているとは思いますけれども、100日目というタイミングでの放送ということをご理解いただければと思います。また、総まとめといいますか、海外取材を含めながら、『この口蹄疫が何を私たちに教えたのか』ということを、ドキュメンタリーにしたいと思っています。次に作る番組のアドバイスも含め、ご審議いただきたいと思います。」と述べました。
 
【委員の批評概要】
*この番組で紹介されている口蹄疫の被害、悲劇がとても詳細に、念入りに扱われていると思った。そしてこの番組では、大変複雑な出来事の経過について徹底的に、さらに、客観的に述べられていると感じた。
*報道というのは、報道するタイミングが非常に重要であると思うのだが、今回のように、非常事態宣言が解除された次の日に、今までの流れを、色々な登場人物がある中で、農家の人を中心に据えながら、ポイントごとに、事実を出していったこと自体が、素晴らしいのではないかと思う。
*取材やインタビューをした時期が分からないところがあった。大規模農場を取材したのは、いつだったのか?どの時点で取材をして、あのような対応を彼らがとったのか?また、どの時点での景色なのか?そういったところを、取材した日付を入れるなどして、時系列的に、もう少し分かりやすくして欲しいと思った。
*もう少し問題提起があったほうが良かったのではと思う部分があった。10年前に口蹄疫が起きた時との比較で、その時の対応の仕方、終息の仕方と、今回、終息に時間がかかったことと、何が違うのか、どこに問題があったのか、このあたりを、今後、番組を作るのであれば是非とも入れて欲しいと思った。
 
 
 

平成22年7月13日(火)

番組審議会

10年7月26日(月) 13:45

1.開催日  平成22年7月13日(火)
 
 
2.議 題
テレビ番組「窓をあけて九州」
MRT制作『風をつかめ!~航志くん大海原へ~』
                  (平成22年5月23日放送分)
 
3.議事の概要
第476回番組審議会は、7月13日(火)、MRT本社で開催されました。
審議会では、春山社長が挨拶に立ち、「私ども日本民間放送連盟では、毎年、番組の審査会が開かれ、九州・沖縄の番組審議で、テレビ・ラジオに分かれまして番組審査が行われます。今回はラジオの生ワイド部門におきまして、川野武文アナウンサーと加藤沙知アナウンサーの組み合わせの『GO!GO!ワイド』の水曜日の枠が九州で最優秀賞をいただき、ラジオの報道部門におきましても、口蹄疫の特番で『がんばろう!宮崎』という番組が優秀賞をいただきました。また、テレビの教養部門では、宮崎出身の読売巨人軍のコーチをしていた木村拓也さんが急逝されたという番組を放送させていただいたのですが、この番組が優秀賞を頂戴いたしました。」と述べました。
 
 
【委員の批評概要】
*朝早く、父親が練習のために、別府湾へ車を走らせている時、航志くんが後ろの席でぐっすりと眠っている場面や、父親が一生懸命、船の準備をしている時、航志くんが後ろでローラースケートをして遊んでいる場面など、親の役割と子どもの無邪気な世界が見事に描写されていた。
*親と子のヨットにかける過程が、とてもよくまとめられており、お父さんの表情、航志くんの一生懸命さ、そして日本代表入りを果たした時のあの笑顔をよく捉えてあり、本当に素晴らしかった。
*練習の時には、弱々しい感じのするピンクのライフジャケットを着ていたが、最後には、ナショナルチームの雄々しいグレーのライフジャケット姿を見せ、父親の庇護を離れ、自分で今から大海原へ出て行く事を象徴的に見せていた。
*この番組の撮影技術は上手くて、視聴者を惹きつける素晴らしさがあった。特に、小さい航志くんの姿が凄まじい風と高い波の中で、船を必死に移動させるレースの場面が、胸をワクワクさせるほど、刺激的に映し出されていると思った。
  

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