番組審議会

令和3年12月14日(火)
22年1月5日(水) 16:04
1.開催日 令和3年12月14日(火)
2.議 題 MRTラジオシアター
「それでも僕は、君の手を離さない。」
~難病・ハンチントン病に向き合い、愛を貫いた夫婦の物語~
【令和3年11月11日(木)午後1時~午後2時】
3.議事の概要
第590回番組審議会は、12月14日MRT本社で開催されました。
はじめにMRTの牧社長が挨拶に立ち、「今回は審議内容であるラジオドラマと合わせてMRT報道部でも主人公のモデルを取材し放送しました。MRTはラジオとテレビの兼営局ですが今回はそのコンビネーションがうまくいった例です。今後このような事例をどんどん増やしていきたいと思いますので、忌憚ないご意見をよろしくお願いします」と述べました。
【委員の批評概要】
*夫婦や家族、そしてハンチントン病が発症してどのように症状が現れどう向き合っていくのかなど良く表現されていた。タイトル「それでも僕は、君の手を離さない」は手を握る行為そのものをうまく捉えた設定だと思った。
*ラジオというメディアを最大限に活かし、ラジオだからこそできた作品だと感じた。キーワードの「手を繋ぐ」が番組全体に貫かれていて筋が通っている印象を受けた。
*主人公二人を中心としたセリフで物語が淡々と進行し、タイミングよくナレーションが入るのが良かった。また、効果音や音楽もセリフを邪魔せず比較的控えめだったのが良いと感じた。
*ラジオは目に見えない分ドライブシーンや主人公二人の外見など想像が膨らみ、とても良い媒体だと思った。しかし、時間軸がフラッシュバックで過去に返ったり現在に戻ったりして分かりづらいと感じた
*放送時間が55分あり、ラジオドラマで聴き続けるのはハードルが高いと感じた。3、4回に分けて放送するなどしても良かったのではないか。
*ナレーションの川野アナウンサーの声が落ち着いていて、話すテンポもゆっくりだったので聞き取りやすかった。ハンチントン病という病気、その病気と闘いながら支え合う夫婦がいることを知って欲しいという製作者の意図がよく伝わった。